オーロラを見るならそこまで寒くないノルウェーで!車中泊しながら見つけた鑑賞スポット、オーロラ探しアプリも紹介
夜空にゆらゆらと踊る神秘的なオーロラを「一生に一度は見てみたい!」と憧れる人も多いのではないでしょうか?私たち夫婦も「いつか車中泊をしながら絶景のオーロラを見てみたいな~」と密かな夢を抱いていました。 【写真14枚】山と海が美しい最高のロケーションでのビーチキャンプも。珍しいといわれているピンクや紫のオーロラの様子などを写真で見る そしてついに、その夢を実現するべく、北欧のノルウェーを40日間のキャンピングカー旅をしながらオーロラハンティングを実行することになりました!ベストスポットやおすすめのオーロラ予測アプリ、車中泊でのオーロラ鑑賞の魅力なども紹介。オーロラ鑑賞旅行の参考にしてください。
一生に一度は見ておきたいオーロラを探して
オーロラは、太陽から放出されたプラズマが地球の極地の高層大気と衝突して発せられる発光現象のことです。夜空に緑やピンクの光がカーテンのような幕状でゆらめき、その幻想的な光景は地球上で見られる絶景のなかでも、トップレベルの美しさとして知られています。 一生に一度は自分の目で実際に見てみたいと憧れを持つ人が多いオーロラは、いつでもどこでも見られるわけではなく、いくつかの条件が揃ったときにしか見ることができない、珍しい現象なのです。 ◆ノルウェーでオーロラを見るならここ! オーロラが出現するエリアは限られていて、北極圏より上の北緯65度~80度付近のカナダやアラスカ、ノルウェー、フィンランド、スウェーデンなどで見ることができます。 ノルウェーでオーロラ鑑賞をするなら、北部の「Lofoten(ロフォーテン諸島)」がおすすめです。 ロフォーテン諸島は穏やかな海のそばに、切り立った山々を望む「秘境の島」とも呼ばれる名所です。ここでは海と山、そしてオーロラの魅惑的な光景を一度に見ることができます。 ◆北欧のオーロラ出現シーズンは? 北欧のオーロラシーズンは、秋が始まる9月上旬から早春の4月上旬頃まで。なかでも12月~2月末の真冬の時期が、空気も澄んでいて観測率も高く、ベストシーズンとされています。 オーロラと聞くと一面雪に覆われた極寒の北極圏のイメージがありますが、北欧では条件さえ揃えば過ごしやすい気候の8月下旬でも見ることができるそうです。 今回の目的は車中泊をしながらのオーロラ鑑賞。しかし、ベストシーズンの冬は氷点下20度Cにもなる極寒で、車中泊ではなかなか厳しい環境となります。そこで、気温も10度C前後と過ごしやすく、「オーロラ出現率は低いが運が良ければ見れるかも?」といわれる9月に北欧を訪れました。 ◆キャンピングカーで旅をしながらオーロラ探し 私たちの北欧キャンピングカー旅は、7月末にノルウェー南部の街「クリスティアンサン」からスタート!デンマークからフェリーに乗って、4時間ほどで入国しました。 オーロラが出現するのは北極圏より上のノルウェー北部、そして8月下旬ごろから。それまではキャンピングカーでゆっくりとノルウェー全体を縦断し、9月初旬に北部にあるロフォーテン諸島へ向かいました。 ロフォーテン諸島までは約1,600kmの長距離移動ですが、ノルウェーには雄大な自然が広がり、魅力的なスポットだらけなので各地の自然を堪能しながら旅をしました。ノルウェー最高峰の「ガルフピッゲン」を登山したり、ノルウェーいち美しいといわれる「ベッセゲン」をトレッキングし、絶景のなかでテント泊したりと思う存分アウトドア・アクティビティを楽しみました。