プレミア好調ボーンマスに痛手…エヴァニウソンに続きウナルも長期離脱、CF不在の事態に
ボーンマスは8日、同クラブに所属するトルコ代表FWエネス・ウナルの負傷状況を報告した。 【ハイライト動画】ボーンマス、エヴァートン撃破でプレミア8戦無敗に クラブからの発表によると、ウナルは7日に行われたトレーニング内での接触プレーにて負傷したという。診断結果は右ひざ前十字じん帯断裂。現時点で離脱期間は明かされていないものの、今シーズン中の復帰は絶望的と見られる。なお、ウナルはヘタフェに在籍していた2023年5月にも右ひざ前十字じん帯断裂に見舞われており、キャリア2度目の大ケガとなってしまった。 今回の大ケガを受けて、ボーンマスはクラブを代表する形でウナルへのメッセージを発信。「これから、エネスが再び重要なリハビリの期間を過ごすことになる今、我々の思いはエネスとともにある。彼は数日以内にじん帯を修復する手術を受ける予定で、クラブのメディカルスタッフとパフォーマンススタッフは、可能な限りのあらゆる方法で彼をサポートしていく」と発した。 今シーズン、ボーンマスはプレミアリーグ第20節終了時点で9勝6分5敗の成績で勝ち点「33」を積み上げ、現在7位につけている。直近8試合は5勝3分と無敗で駆け抜けており、4位につけるチェルシーとは勝ち点差がわずかに「3」。来季の欧州カップ戦出場権も狙える位置につけている。 そんなボーンマスにおいて、ウナルはここまで17試合出場2ゴールを記録。昨季終盤戦につま先の骨折に見舞われた関係で、今季開幕直後の3試合は欠場したものの、復帰後は途中出場の“ジョーカー”として起用されながらチームに貢献してきた。だが、無念の長期離脱で、個人としては今シーズンが終了することとなった。 なお、ボーンマスは7日、ブラジル代表FWエヴァニウソンの負傷も発表していた。同選手は1-0で勝利した4日のプレミアリーグ第20節エヴァートン戦にスタメン出場していたものの、終盤に負傷交代しており、追って中足骨の骨折と診断。既に手術も受けたことが明かされており、長期離脱となる見込みだ。 今夏、クラブ市場最高額を塗り替えるおよそ4000万ポンド(約78億円)の移籍金でポルトから完全移籍加入し、ここまで公式戦20試合に出場して5ゴールを挙げていたエヴァニウソンのケガは、クラブにとって大きな痛手だ。加えて、ウナルの離脱までも決まり、ボーンマスとしては“泣きっ面に蜂”の状態。現在、ボーンマスのトップチームにはセンターフォワード(CF)を本職とする選手がウナルとエヴァニウソンしかおらず、数日にしてストライカーが不在となってしまった。 今季開幕戦のノッティンガム・フォレスト戦(△1-1)ではウイングを本職とするガーナ代表FWアントワーヌ・セメニョがCFとして起用されたものの、以降のプレミアリーグはエヴァニウソンもしくはウナルが最前線で先発していた。ボーンマスを率いるスペイン人指揮官のアンドニ・イラオラ監督にとっては、頭を悩まされる緊急事態。イギリス『スカイスポーツ』等複数の現地メディアは、今冬の移籍市場でストライカーの緊急補強に動く可能性が高いと指摘している。
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