シンシア・エリヴォのパリ五輪ダイアリー
パリ2024オリンピックの開会式でひと極目立っていたシンシア・エリヴォ。ルイ・ヴィトンのカスタムガウンを纏ったシンシアのドレスアップの舞台裏を独占公開。 【全9枚】ヘアメイク中は軽食とフォトチェックー開会式への準備に密着
ルイ・ヴィトンによるモードなエルファバ
ジョン・M・チュウ監督、シンシア・エリヴォとアリアナ・グランデ主演の映画『ウィキッド』の公開は11月下旬とまだ先だが、本作への熱狂はすでに最高潮に達している。「私たちが作り上げたものをみんなに観てもらえる日がとても待ち遠しいです」とエリヴォは『VOGUE』に語った。「私はもう観ました。みんながどう感じるかが楽しみです!」 エリヴォとグランデは今日に至るまで、何度かエルファバとグリンダ、それぞれの役をイメージしたグリーンとピンクのルックを公の場で披露してきている。その“メソッドドレッシング”のおかげもあり、映画への期待は高まりを見せていると言えるだろう。そしてパリ2024オリンピックの開会式にも、2人は各自のキャラクターにインスパイアされた装いで出席し、『ウィキッド』の話題化をさらに加速させた。 舞台は光の都、そしてファッションの都パリなだけあり、この日エリヴォとグランデは、これまでで最もモード感あふれる衣装を纏っていた。「パリは大好な場所のひとつです」と話すエリヴォ。「スポーツとファッションという大好きな2つのものが、これほどまでに大々的な形で融合するなんて最高です。これ以上のものはありません。おまけにオリンピックの開会式にも出席できるなんて、たまらなくうれしいです!」 エルファバを表現したエリヴォのルックは、こだわりが詰まったルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)のカスタムアンサンブルだった。色はもちろんエメラルドグリーン。スタイリングはジェイソン・ボールデンが担当した。「ドラマ『ダイナスティ』のドミニク・デヴローを参考にしました。彼女はエッジの効いた魅力、洗練された雰囲気、エレガントなパリっ子スタイルの持ち主です。美しく、強い黒人女性をインスピレーションにできたこともうれしかったですね」 お気に入りのディテールは、ロベルト コイン(ROBERTO COIN)のジュエリーとドラマティックなツバ付きハットなどのアクセサリーだったそう。「前回参加したルイ・ヴィトンのショーではハットがたくさん登場して、ハットを取り入れることで、今回のルックに自分らしさを少しプラスすることにしたんです」とエリヴォ。「とても気に入っています!ドレスの形や構造はクラッシックなパリのスタイルを彷彿としていて、パリで着るのを思うとぴったりですよね。これも好きなポイントのひとつです!」 『ウィキッド』のプレミアが近づくにつれて、さらに磨きがかかるエリヴォのオールグリーンルックだが、これからはひと味違うものが見られそうだ。「私の大好きなスタイリストのジェイソン・ボールデンと一生懸命考えています。アイデアはこれでもかってくらいあるんです。どんな魔法なルックになるか、目を光らせていてください」。映画の仕上がりも、ルックと負けず劣らず魅力あふれるもので、原作のブロードウェイミュージカルの良さをしっかりととらえている、とエリヴォは物語の熱烈なファンに向けて誓う。「とにかく、観てください!絶対に!」