【福島】京大卒初のJリーガー田中雄大、小5からGK始める「腰をけがしてそこから」/一問一答
京大卒初のJリーガーが誕生だ。J3福島は24日、東北1部みちのく仙台FCからGK田中雄大(25)を完全移籍で加入すると発表した。偏差値70超の滋賀・膳所(ぜぜ)高から京大農学部へ現役合格。卒業後は地域リーグでプレーし、Jリーガーへの道を切り開いた。同日に取材に応じ、選手としての決意、セカンドキャリアを含めた将来の夢も語った。 【写真】京大卒初のJリーガー田中雄大 ◇ ◇ ◇ <田中雄大一問一答> -GKを始めたのは 「サッカーを始めたころはセンターバックだった。小5の時、腰をけがしてそこからGKに。小学校4年の時からGKをさせてもらう機会があって、CBから1列下がったポジションでより全体を見てプレーが出来る。守備をすることは好きだったので、手も使えるし抵抗なくGKをすることができた」 -高校時代の選手権は 「部活を引退したのが高校3年の10月。高校サッカー選手権の初戦で守山北高に1-2で負けました。先制したけどすぐ追いつかれて逆転された形で、悔しい思いが残る終わりだった。引退後は1日11時間から12時間は勉強して、何とか合格できました」 -仙台FCで成長したところ 「試合を通じて、失点しないために何が必要か、何が足りないか見つめ直す期間になった。シュートを打たれないための予測プレーの選択を実戦の中で経験させてもらったのが大きかった」 -自身のプレーの持ち味は 「予測や準備。これから、足下の技術とか求められるものがたくさん増えてくると思うので、トライしていきたい」 <田中雄大アラカルト> ◆生まれ 1999年(平11)7月9日生まれ、滋賀県・野洲市出身 ◆サッカー歴 野洲JFC-FC湖東-膳所高-京大-おこしやす京都AC-みちのく仙台FC ◆選抜歴 U-15滋賀県トレセン、15年国体サッカー少年男子滋賀県代表 ◆出場数 22年0試合、23年3試合(京都)、24年15試合(仙台) ◆家族 両親と弟。父は京産大で野球に励み捕手。弟は名大農学部4年 ◆身長・体重 180センチ、73キロ ◆京大の学部と卒業論文 農学部応用生命科学科。卒論は「閉鎖循環式陸上養殖における窒素化合物除去に有用な微生物材の開発」 ◆趣味 温泉とサウナ。福島の4つの温泉に行くことが楽しみ