名DFファーディナンドが手を焼いた4人のFW その中でも最大の衝撃は「私が対戦した時点で彼は膝の手術を4回も……」
ファーディナンド氏にレベルが違ったと言わせたのは
マンチェスター・ユナイテッドなどで活躍し、イングランド最高のセンターバックの1人にも挙げられるリオ・ファーディナンド氏。現在は解説者として活動しているが、そんな同氏が現役時代に対戦して厄介だったFWを4人リストアップしている。 [動画]オールド・トラッフォードでハットトリックを決めた怪物ロナウドの異次元パフォーマンス! まず最初は意外なチョイスかもしれないが、主にボルトンで活躍したFWケビン・デイビスだ。怪我も少なく、前線でハードに戦える非常にイングランドらしいFWだったと言えるか。ボルトンではリーグ戦351試合に出場し、74ゴールの成績を残している。 英『GIVE ME SPORT』によると、ファーディナンド氏は「彼との対戦は大変だったよ。ボールが来る前から彼はこっちを掴んでくるし、引っ張ってもくる。意地が悪く、対戦するのは最悪だ。苦しいゲームを強いられるからね」と振り返っている。フィジカルバトルの激しいプレミアリーグならではの悩みと言えるかもしれない。 そんなデイビスとは対照的に、クレバーな動きで勝負するFWの名前も挙げている。それが元レアル・マドリードFWラウール・ゴンザレスと、アーセナルなどで活躍したデニス・ベルカンプだ。 「ラウールの動き出し、ポジョニング、その厄介さはベルカンプも同じだね。彼らの動き出しに釣られすぎると、後方にスペースを生んでしまうんだ」 そして最後に、衝撃を受けたFWとしてブラジルの元祖怪物ロナウドを挙げている。これは当時を知るDFならば同じ答えかもしれない。 「ロナウドは、私に別のレベルがあることを教えてくれた選手だ。何よりおかしいのは、私が対戦した時点で彼は膝の手術を4回も受けていたということだ。『じゃあ彼のコンディションが抜群の時だったら、いったいどうなっていたんだ』と考えるのが恐ろしかったね。彼はレベルが違った」 ファーディナンド氏にとって衝撃だったのは、2002-03シーズンのチャンピオンズリーグ準々決勝でレアルと対戦した時だろう。2ndレグではオールド・トラッフォードでロナウドがハットトリックを達成しており、ファーディナンド氏もミカエル・シルヴェストルもロナウド相手に何もできなかった。衝撃度No.1となるのも当然だ。
構成/ザ・ワールド編集部
【関連記事】
- まだプレミアで“0ゴール0アシスト”と大苦戦…… 鎌田大地に向けられる厳しい視線「いつまで彼を先発で起用するのかと」
- 序盤のフリック・バルサは圧倒的だったが…… 2022-23、2023-24より少ない“勝ち点38”での折り返しに漂う危機感
- 伊東純也に追いつけるレベルのスピード? インターセプト数も2位、仏リーグ・アンでウズベキスタンの20歳DFが大人気に
- 豪州にとって特別な才能も、バイエルンでは出番なく 18歳の逸材イランクンダの成長プランはどうなる「毎週U-23でプレイしているわけには」
- FCポルトでは182戦91ゴールと大爆発だったが…… インテルに渡ったイランの点取り屋はPKの1ゴールだけと数字上がらず