【温暖化であえぐ野菜】形も崩れ、光合成の気孔自らふさぎ、産地リレーもままならず いっぽう暑いほど安く買えるのが「道の駅⁉」
暑さに負けない!?進化する野菜とは?
続いては進化する野菜、品種改良などを見ていきましょう。 タキイ種苗が開発した「桃太郎ブライト」。暑すぎると、リコピンという赤い色素は作られないのに、カロテンは作られるため、トマトが「黄色やオレンジ」になってしまいます。 また、農家はトマトが青い段階で出荷しますが、その後トマトが黄色くなるか、赤くなるかわからない。後から黄色くなると農家として困ります。そこで高温でも、真っ赤になるトマト、を開発をしたということです。 また、受粉せずに実をつくることができる「PC鶴丸」というナスは、ホルモンが出ることによって実をなす。暑いと受粉しにくくなりますので、これも暑さに対応した野菜。このようにどんどん品種改良した野菜もできているということです。
また、京都府綾部市で万願寺とうがらしを育てている農業ハウスでは、温度や湿度の管理、水をあげる量やタイミングなど、収穫以外の栽培に関するあらゆることを、スマートフォン1台で操作していました。 「スマート農業」は、気候の影響を少しでも減らすことに加え、家の中で操作ができる、農業者の方の身体的な負担を減らすことにも繋がっています。 夏がどんどん暑くなる中、農業も進化を続けていることがわかりました。