だるさ・冷え・むくみがツライ...。その不調は「足首ストレッチ」におまかせ!
もうすぐ本格的な夏が到来。なんとなく体がだるかったり、腰痛や肩こりなどの不調が長引いているという方も多いのでは? 【画像で見る】慢性疲労にアプローチ!「足裏のばし」のコツとは? その不調、原因は「足首の硬さ」にあるのかもしれません。足首は体のいちばん下にある土台なので、凝り固まっていると全身の凝りにつながるうえ、血液やリンパの流れが滞る原因にもなるそう。 すきま時間に簡単にできる「足首やわやわストレッチ」で、しっかりほぐしましょう! 足首やわやわストレッチの基本は、アキレス腱やすねをのばし、距骨 (足首の前面にあるくぼみに触れると、その奥に距骨があります) を押し込むというもの。 今回は、それにプラスして行う症状別ストレッチ。慢性疲労や冷え性、足のむくみなど、よくある不調にフォーカスしたストレッチ方法をお届けします! * * * ▶︎教えてくれたのは 柔道整復師、鍼灸師、ストレッチ整体師 とも先生 滋賀県草津市の腰痛専門「整体院智 -TOMO-」院長。YouTubeチャンネル『ストレッチ整体師とも先生』を開設し、健康増進のためのさまざまなストレッチを発信。チャンネル登録者数が50万人超えの人気チャンネルに成長。著書では、足首をやわらかくすることに特化した、即効性のある選りすぐりのストレッチを紹介。『高血圧、中性脂肪、腰痛がみるみるよくなる! 30秒速効! 足首やわやわストレッチ』(KADOKAWA) 。 ■慢性疲労に! 足裏のばし ■1:立てひざにして座る 床にあぐらで座り、右足のひざを曲げて立てる。 ■2:足裏を押して足指はグーパー (30秒) 両手の人差し指から小指の4指で、足裏の土踏まずの内側、中央、外側の3本のラインを押しながら、足指を曲げたり開いたりと、グーパーをくり返す。反対側の足も同様に。 〈難しい場合は〉 足指が動かず、グーパーしにくい場合、最初は足裏を押すだけでもOK。手の親指以外の4指で、足裏の土踏まずの内側、中央、外側の3本のラインを押す。ただし、足指は動かすうちに必ず慣れてくるので、なるべくなら動かすこと。 ■冷え性に! 足指のばし ■1:親指で土踏まずを押さえる 床に足をのばして座り、左足のひざ上に、足裏が上に向くよう右足をのせる。右手の親指で、右足の親指側の土踏まずの真ん中より、指1本分親指側を押さえる。 ■2:手指を入れて足指をパーにする (30秒) 右足の土踏まずを押しながら、右足の指の間に左の手指を入れて、足指を起こして反らし、パーの状態にする。土踏まずの痛いところや硬いところを見つけて、押すのもいい。反対側の足も同様に。 〈POINT〉 手の親指で、足の親指側の土踏まずの真ん中より、指1本分親指側を押す。押すと、硬くて、ツンと響く場所がある。 ■足のむくみに! 股関節回し ■1:あお向けに寝て手でひざを抱える あお向けに寝て、右足のひざを曲げ、両手で抱えて体に引き寄せる。 ■2:足と股関節を大きくゆっくり回す (30秒) 足と股関節は、最初のうちは小さく回し、だんだんと大きく回す。このとき、リラックスして、ゆっくり回すように。右回しと左回しの両方を行なう。慣れてきたら、回しにくいほうを多めに回すのもいい。反対側の足も同様に。 〈POINT〉 股関節を大きく回して、ズキッとした鋭い痛みが出るようなら、痛みが出ない範囲で小さく回すこと。 * * * 一日中デスクワークでパンパンにむくんでいる夕方に、「股関節回し」をやってみました。 最初は何かに引っかかっているみたいにスムーズに回らなくて驚きましたが、たった30秒でも数日続けるうちにだんだん大きく回せるようになり、むくみはもちろん、下半身の冷えも軽くなってきた気がします。 症状別ストレッチ、みなさんもぜひお試しを! 文/さいとうあずみ