旭川いじめ、聴取内容の精査続く 再調査委、初会合から1年
北海道旭川市で2021年、いじめを受けていた中学2年広瀬爽彩さん=当時(14)=が凍死した問題で、市が設置する再調査委員会が18日、初会合から1年となるのを前にオンラインで記者会見を開き、関係者から聴取した内容の精査を続けていると説明した。 8月の記者会見では、結論を出すのは来年度以降になるとの見通しを示したが、尾木直樹委員長は「年度内にできればベストだ」と述べた。 当初調査に当たった市教育委員会設置の第三者委員会は、先輩の行為をいじめと認定し、凍死は自殺だったとしたが、因果関係は不明とした。遺族側の反発を受け、再調査委が昨年12月から再検証している。