「ボンカレー」に革新 肉使わずに野菜増やして旨み引き出した3-6歳向け新商品 アレルギー物質含む原材料を一切使わずに開発
ターゲットは3-6歳の未就学児。食べやすさを考え、じゃがいもなどは小さめのサイズとなっている。そのほか、塩分量を現行品1.6gから1.2gへと低減したことと、従来からの特長としてレンジ調理できることも訴求ポイントに挙げる。 「30~40代の共働きの世代が、アレルギー物質などを考えながら食材を買い、さらに手間暇かけて調理するのはとても大変なこと。そんな方たちに少しでもお役立ちしたい」との思いを込めた。 市場には、人気キャラクターをあしらった子ども向けレトルトカレー商品もあるが、人気キャラクターには頼らず中身で勝負する。 「“子どもがほしいカレー”ではなく、あくまで、“親が子どもに食べてほしいカレー”にこだわった」という。 この考えを前提にパッケージも工夫。子どもに喜んでもらうべく動物のイラストをあしらい、ボンカレーの象徴となる3重丸のロゴを手書き風でデザインした。 イラストは、ゾウ・ライオン・サルの3種類をラインアップ。ロゴについては「こういう優しい柔らかい感じの手書き風のロゴは『ボンカレー』史上初めて」と述べる。 販売チャネルは、スーパー、ドラッグストアに加え、レトルト食品「マイサイズ」で開拓した調剤薬局に提案している。 「未就学児は頻繁に風邪をひかれることから小児科の近くの調剤薬局などに提案している。一般小売店様に対しては、増加傾向にあるアレルギー物質不使用の棚やレトルトカレー棚に向けて提案している」という。 コミュニケーションはブランド公式SNSでの発信を予定。 同商品を「ボンカレー」ブランドの次世代ユーザーの開拓にもつなげる。 「ターゲットの方が将来、大きくなられたときに思い出していただき『ボンカレー』のファンになっていただきたい」との青写真を描く。