世界最高額は誰だ! サッカー選手市場価値ランキング1~10位。トップに立った男とは【2024年最新版】
3位:キリアン・エンバペ(パリ・サンジェルマン/フランス代表) 生年月日:1998年12月20日 市場価値:1億8000万ユーロ(約252億円) 2023/24リーグ戦成績:19試合20得点4アシスト 3位には、前人未到の6シーズン連続でのリーグ・アン得点王が現実味を帯びているキリアン・エンバペがランクインした。 17年夏にモナコからパリ・サンジェルマンへと加入した同選手は、ネイマールやリオネル・メッシら他のスター選手と一緒でも常に主役だった。5シーズン連続での得点王獲得ということからもわかるようにゴールネットを揺らし続け、昨年11月には代表キャリアを含めて通算300ゴールを達成。リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドら21世紀を代表する点取り屋よりも早いペースでこの記録を成し遂げた。 気合の入ったエンバペを止めることは不可能に近い。一瞬で相手をぶっちぎるスピードに、振りが速くて強烈なシュートは、他のスター選手と比較しても頭一つ抜けている。試合によって集中力を欠く点は課題と言えるが、ワールドカップのような大舞台では抜群の存在感を発揮する。優勝した2018年大会は4ゴール、準優勝の2022年大会は決勝戦でのハットトリックを含めて8ゴールを決めており、現在25歳にしてワールドカップ通算12ゴールを記録。過去5大会に出場しているロナウドをすでに上回っており、ワールドレコードのミロスラフ・クローゼ(16ゴール)の記録まで射程圏内に迫っている。 そんなエンバペの現在の市場価値は1億8000万ユーロ(約252億円)である。18年12月に叩き出した自己最高額の2億ユーロ(約280億円)は下回るが、それでも異次元な活躍を続けていることから高い価値をキープし続けている。さらに高みを目指すことになれば、再び自己最高額を更新することになるかもしれない。
2位:アーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ/ノルウェー代表) 生年月日:2000年7月12日 市場価値:1億8000万ユーロ(約252億円) 2023/24リーグ戦成績:17試合16得点5アシスト 2位には、昨季プレミアリーグ新記録を樹立して得点王に輝いたアーリング・ハーランドがランクインした。 この怪物FWが最初に有名となったのは2019年夏に行われたU-20ワールドカップだろう。グループリーグ第3節ホンジュラス戦で1試合9ゴールを記録して大会得点王に輝いた。続く2019/20シーズンにザルツブルクで得点を量産。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)デビューから史上初となる3試合6ゴールを記録したことで一躍時の人となり、20年冬にドルトムントへ移籍した。そして2022/23シーズンからは現在も所属するマンチェスター・シティでプレーしている。 ハーランドの最大の魅力は異次元の得点力だ。ザルツブルクでは27試合29ゴール、ドルトムントでは89試合86ゴール、マンチェスター・シティでは79試合73ゴールを記録。これは途中出場からの試合も含まれているため、いずれのクラブでも1試合1ゴールを上回るペースで得点を重ねている。屈強な相手DFを片腕で弾き飛ばしてしまうフィジカルや破壊力抜群のシュートに加えて、オフザボールの動きが秀逸なのもハーランドの特徴だ。相手の最終ラインを見ての動き出しやボックス内でフリーになるための駆け引きにも長けており、理想のストライカー像を具現化している。 これだけの成績を残せば市場価値が高騰するのも必然的で、現在は自己最高額となる1億8000万ユーロ(約252億円)を叩き出している。現在23歳ながら、すでにクラブレベルでは200ゴール以上を決めるなど彼の成長は止まらない。そのフットボールへの真面目な性格を考えれば、さらにアンタッチャブルな選手へ成長してもおかしくないだろう。