チョークで書いた“一言”が「世界中の運動となった」──性的マイノリティーの可視化へ立ち上がった人々が託した言葉
──今まで私たちよりも上の(世代の)同性愛者たちも存在したわけですし、これから先も同性愛者たちというのは日本の中で存在し続けていくと思うんですけれども、今まで足を踏まれても痛いとも言えず、気持ちを伝えられなかった。これから日本の同性愛者として、足を踏まれれば当然痛い存在であるということと、それから同性愛者であるということを理由に不利益を受けて生活をしていくということがないような将来に向かってこの判決が少しでも小さな一歩になればと思います。 末岡支局長 「マークさんも話していましたけど、やっぱり社会からないものとされていたので、足を踏まれても痛いと言えない存在だった。まさに見えない存在だったところを、永田さんがこの判決を通じて、社会から見える存在にした。“可視化”というのがすごく大きな一つの節目ですね」 白川プロデューサー 「永田さんが『これから先も同性愛者たちというのは日本の中で存在し続けていく』と言った映像を見た時に、私はその30年後を生きる人間として、何かこうバトンを渡されたような気持ちになりました」
■Talk Gender~もっと話そう、ジェンダーのこと~
日テレ報道局ジェンダー班のメンバーが、ジェンダーに関するニュースを起点に記者やゲストとあれこれ話すPodcastプログラム。MCは、報道一筋35年以上、子育てや健康を専門とする庭野めぐみ解説委員と、カルチャーニュースやnews zeroを担当し、ゲイを公表して働く白川大介プロデューサー。 “話す”はインクルーシブな未来のきっかけ。あなたも輪に入りませんか? 番組ハッシュタグ:#talkgender