9歳少女レイプ殺害した男に死刑執行 米ミズーリ州
【AFP=時事】米中西部のミズーリ州で3日、9歳の少女をレイプ・殺害した罪で有罪判決を受けた死刑囚に対して、薬物注射による刑が執行された。当局が発表した。 【写真】元死刑執行人が死去、バングラデシュ最多の刑執行 ミズーリ州矯正局によると、クリストファー・コリングズ(49)死刑囚は、ボンテア州立刑務所で午後6時10分に死亡が確認された。 コリングズ死刑囚は2007年11月、友人の継娘であるローワン・フォードちゃんを殺害した罪で有罪判決を受けた。 弁護団は、コリングズ死刑囚の自白を引き出し、重要参考人として出廷した警察署長は過去に問題を起こしており、信頼性に欠けると主張。さらに、ローワンちゃんの継父は死に関与したと自供していたにもかかわらず、殺人罪に問われなかったとして、最高裁にコリングズ死刑囚に対する刑の執行停止を求めたが、棄却された。 ミズーリ州のマイク・パーソン知事にも恩赦を求めたが、事件への関与やコリングズ死刑囚が犯した罪の凶悪さについて「疑いの余地はない」として退けられた。 今年に入って米国の死刑執行は23件に上り、そのうち4件はミズーリ州で行われている。【翻訳編集】 AFPBB News