【全文】BBC日本語版開設(下)「ニュースの信頼性の源泉は組織か個人か」
日本でのマネタイズは? 課金もあるのか
東洋経済:東洋経済の山田と申します。2点ありまして、まず1点目が、英語でBBCの本サイトに出た情報というのが、どれくらいのタイムラグをもって日本のサイトに載るのかというのがまず1点目で、もう1点目が、日本でのマネタイズの考え方ですね。広告だけでやっていくのか、それとも課金というのもあるのか。その2点をお願いいたします。 イーガン:現時点ではBBCのモデルは、特に翻訳ですけれども、同じ日に翻訳をやります。ですからニュースの鮮度というのは非常に重要です。英語でのニュースはすぐに日本語で同じ日に発表されます。これはもう24時間で作動しておりますので、また、いろいろな作業をしておりますので、自動翻訳機も使っております。それがスピードアップを可能にしております。従って短い時間で翻訳ができます。 またマネタイゼーションですけれども、これは主に広告ベースですけれども、でも完全に広告だけではありません。パートナーシップもあります。私たちは20年間、広告とか、それから課金、こういったものも行っております。現時点はこれまでの通常の課金っていうことは考えておりません。 東洋経済:ありがとうございます。同じ日ということは、数時間っていうイメージで持っていれば大丈夫ですか。数十分の場合もあるのか。 イーガン:これはエディトリアルの専門家によって、また翻訳家によっても変わるわけです。ですから、前に、私たちは新しい自動翻訳機を今、開発しようとしてるわけですけれども、今、人間がやってるわけですから、でもこの人たちは専門家ですので、ジャーナリストでもあり、また日本語、英語の両方の言語ができるわけですので、これは数時間です。同じ日の数時間ということになります。 東洋経済:ありがとうございました。 司会:ありがとうございました。それではお時間の都合もございますので、続いてで最後の質問とさせていただきます。前から2列目の方にお願いいたします。