体操・内村と競泳・瀬戸のW金候補予選落ち“番狂わせ“に海外も衝撃…「キング・コウヘイはおとぎ話のような結末を迎えられなかった」
水泳専門メディアのスイミング・ワールドでも「ショック。五輪本命の瀬戸が400n個人メドレーで決勝進出ならず」との見出しをとっている。 「瀬戸選手は、2019年を含め3度(400m個人メドレー)世界選手権で優勝しており、開催国である東京オリンピックのスタートを飾ることが期待されていた。300mまでリードしていた瀬戸が一気に崩れ落ち、東京アクアティクスセンターが悲運の会場となるのに時間はかからなかった」とレポートした。 またUSA トゥデイのコラムニスト、クリスティーン・ブレナン記者は「400m個人メドレーで大きな驚き。大本命の瀬戸(日本)が決勝進出を逃した。母国での大きなプレッシャーが彼にかかっていたのだろう」とツイート。 米国競泳界のレジェンド、マイケル・フェルプスについての著書があるアラン・エイブラハムソン記者は「瀬戸が400m個人メドレーの自由形の最後で失速したのは信じられない。日本のチャンピオンが決勝に残れないなんて。信じられないことだ。もし、地元の観客が彼に声援を送っていたら何か違いがあったのだろうか?」と、衝撃的な予選落ちをツイートし、満員の観客が後押ししていたら結果が違っていたのだろうかと疑問を投げかけた。 ただ内村と違って瀬戸は、まだ200m個人メドレーと200mバタフライの2種目があり、リベンジを果たすチャンスは残った。瀬戸は、女性問題のスキャンダルで連盟からペナルティを課せられるなど、この舞台に立つまで右余曲折があった。汚名返上とサポートを続けてくれた家族や関係者に恩返しをする意味でもこのままでは終われない。 「200の2種目は、しっかり(決勝に)駒を進められるようにしたい」と、瀬戸は気持ちを切り替えて前を向こうとしていた。