世界最高齢117歳の女性が死去。生前に語った“長寿の秘訣”だった、“究極の食べ物”とは?
長寿の秘訣は「あることを避けること」
1907年3月4日、スペイン人ジャーナリストの娘としてアメリカ・サンフランシスコで生まれたマリアさん。8歳のときに家族でスペインに帰国したものの、移動中の船の中で父が突然死去。自身も片耳の聴力を失った。 その後、スペイン風邪の流行、世界大恐慌、スペイン内戦等、苦しい時代を生き抜いた。 マリアさんの家系には長寿の人が多いため、彼女が長生きした理由の1つは「遺伝的要素」もあると考えられている。しかしそれだけではない。マリアさんは生前、「自身の健康の理由」について、「美味しいヨーグルトを毎日食べること」を挙げている。 また「秩序、静けさ、家族や友人との良好なつながり、自然との触れ合い、情緒の安定、心配しないこと、後悔のないこと、前向きでいること」に加え、「有害な人たちを避けること」も長寿の秘訣だと語っていた。 生前に彼女が望んだように、静かに天に召されたマリアさん。彼女の冥福を心から祈りたい。
現在の「世界在高齢」は日本人女性。
彼女の死去により、「存命の世界最高齢の人物」として兵庫県芦屋市在住の糸岡富子さんが認定された。 糸岡さんの元気そうな姿は、世界中で大きく報道された。
文:宮田華子