「這い上がらない哲学」で準優勝した“驚く芸人道”ーーマシンガンズが体現する「流されて生きて“受け身の姿勢”で成功を掴む」方法とは?
■崖っぷちの人生、ずっとそこにいたから怖くない みなさんは、「そんな人生怖くないのかな」ってたぶん思いますよね。やっぱり、1度でも安全なところに身を置くと、上のほうから崖っぷちを見たら「怖そうだな」と思うじゃないですか。 でも、俺たちはずっとそこに立っていたんで。みんな結構大丈夫だったりもするんです。そんな簡単には死にません。きれいに舗装されてる道とか見ると、「貢献していないのに申し訳ございません」という気持ちにはなったりしましたけど(笑)。
会社勤めの方も、30代、40代になると、出世できるかどうかが自分でも分かったりするじゃないですか。出世を目指すのか、我慢はほどほどに好きに行くのか。移住して暮らし方を重視する人も増えていて、お金的には下がってでも、地位とか名誉より自分の感情を優先させるっていうのも、最近の傾向じゃないですか。 俺はメインストリームから外れてきたから、MCをやりたいとか、あまりないんです。自分たちが1番自信のあった時にスポットライトが当たらなかったから、どこかで達観しちゃったのかもしれませんが、ノリはちょっと似てますよね。それでいうと、我々はいち早く、自分らしい生き方をしているのかもしれないです(笑)。
西堀 亮 :お笑い芸人