「結論:アモリムは欧州大会への出場ではなく、降格から救うことが使命」 ユナイテッドはEL出場圏すらも狙えないのか
英紙が手厳しい評価
プレミアリーグ第18節、マンチェスター・ユナイテッドはアウェイでウォルバーハンプトンと対戦したが、0-2と敗れた。後半にブルーノ・フェルナンデスが退場となり数的不利に追い込まれると、58分にマテウス・クーニャのコーナーキックがそのまま入る形で先制され、アディショナルタイムにもファン・ヒチャンに追加点を決められて万事休すとなった。 [動画]B・フェルナンデス退場で崩壊…… ウルブズに敗れたユナイテッド ここ5戦で1勝4敗となったユナイテッド。ルベン・アモリム新監督体制となるもなかなかチームは上向かないようだ。試合後にアモリム監督は欧州大会の出場権獲得について問われると「いや、いや、いや、我々のクラブでは、ピッチの内外で多くのことに取り組まなければならない。それぞれの試合に集中し、トレーニングのあらゆる瞬間をチームの向上に役立てたい」と、弱気ともとれる発言をしている。 これを受けて英『THE Sun』は、「結論:アモリムはヨーロッパへの出場ではなく、ユナイテッドを降格から救うことが使命」と、手厳しい評価を下した。 実際、選手の退場もあり、ユナイテッドは降格圏をさまよっていたウルブズを相手に試合をコントロールすることができていない。ポゼッションはウルブズ51%、ユナイテッド49%と後れをとり、パス数も475対455とウルブズが上回っている。シュート数は7対11とユナイテッドが多かったが、枠内シュートはともに4と互角だ。 ウルブズはこの勝利で降格圏を脱したが、14位となったユナイテッドはEL出場圏を得られる5位ニューカッスルと勝ち点差7。降格圏18位のレスターと勝ち点差8。状況は芳しくなく、目標は欧州よりも残留と報道した英紙の皮肉もこれでは笑い飛ばせないだろう。 上位の勝ち点は詰まっているため諦めるのは早いが、ユナイテッドはここから巻き返しを見せることができるだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部