【自民総裁選】候補者表す「暗号」が──裏に“脱派閥”、決選投票にらんだ作戦か 三つ巴の戦いに?…議員票獲得へ「籠城」も
日テレNEWS NNN
「5123」「148」「378」─。自民党総裁選挙の投票が27日に迫る中、こうした“暗号”のようなものが決められています。何に使うのでしょうか? 最終盤の選挙戦。三つ巴の戦いが予想され、国会議員への支持拡大を求めて各候補が奔走しています。
■石破候補は学童クラブを視察
自民党総裁選の投開票が2日後に迫った25日。今回の出馬を“最後の戦い”とした石破茂元幹事長は、視察で学童クラブを訪れました。子どもたちを前に「この辺(年代)になるとさすがに分からないか…」と笑みを浮かべ、記念撮影に臨みました。
■小泉候補、有力者に支援要請か
小泉進次郎元環境相は、支持集めに奔走しました。報道陣を前に「あとは残り2日。一人ひとりの議員のみなさん、みなさんの気持ちに心に届くように、誠心誠意私の思いを訴えていきたい」と語りました。 関係者によると、24日に麻生太郎副総裁や、自民党を離党したものの参議院安倍派の事実上のトップである世耕弘成前参院幹事長ら有力者と相次いで会談。支援を求めたものとみられています。
■事実上締め切りを迎えた党員投票
埼玉・坂戸市の自宅に届いた投票用紙を見せてくれたのは、自民党員歴が約10年の水村義篤さんです。水村さんは「なんとしても(立候補者の)数が多いですよね。9人出るとなると、迷う方も大勢いると思いますし」と言います。 ただ、応援する候補者は既に決まっているといいます。投票用紙を投函し、「自民党の党員として責任が果たせたな」と語りました。党員投票は基本的に郵送で行われ、24日までの投函が推奨されているため、事実上締め切りを迎えたことになります。
■高市候補、宿舎で支持呼びかけか
こうした中、大事になってくるのが議員票です。各候補が、あらゆる手で議員へ働きかけています。 25日の日中、報道陣の前に姿を見せなかった高市経済安保大臣は、宿舎にこもって議員に対して支持を呼びかけました。いわば“籠城電話作戦”で、議員支持の拡大に力を入れているということです。 小泉候補、石破候補、高市候補による三つ巴(どもえ)の戦いが予想される総裁選。誰が勝利を手にするのでしょうか。