阿炎、師匠死去の夜は隣で眠る 「たくさんの愛をいただいた」
大相撲の小結阿炎が18日、死去した師匠の錣山親方(元関脇寺尾)について「厳しかったが、たくさんの愛をいただいた」と悼んだ。17日夜は東京都江東区の錣山部屋で安置された師匠の隣に布団を敷き、故人が好きだったハイボールを1杯飲んでから眠ったという。 20年夏に3場所出場停止処分を受けた際、厳しい言葉の中にも温かさを感じ「迷惑ばかりかけても父親のような広い心で、ずっと僕を守ってくれた」と感謝を述べた。 錣山親方のあだ名「アビ」に漢字を当てたしこ名を背負い、昨年九州場所では入院中の師匠に悲願の初優勝を届けた。「師匠の名前も、自分の名前も広めていけるように頑張りたい」と飛躍を期した。