「Here we go!」の全貌解明!“ロマーノ砲”発動の移籍確率は? 世界震撼投稿の舞台裏を独白
サッカーファンの間で話題沸騰になる“キーワード”の舞台裏が明かされた。 12月15日の『ABEMAスポーツタイム』には、イタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ記者が日本のテレビ初出演。様々な裏事情を語った。 【映像】「久保建英はおそらくプレミアへ」ロマーノ記者の予想 ロマーノ記者は、情報の確度の高さが折り紙付きの移籍専門ジャーナリスト。SNSの総フォロワー数がなんと9000万人を超える超大物だ。彼の代名詞となっているのが、「Here we go!」という文句。クラブが選手獲得を公式発表する前でも、ロマーノ記者がSNSで「Here we go!」と投稿すれば、関係者やファンのほとんどが「この移籍は決まった!」と信じ込むほどの信頼度なのだ。 実際、日本人選手でも遠藤航のリヴァプール移籍(2023年)も、伊藤洋輝のバイエルン移籍(2024年)も、ロマーノ記者が事前に「Here we go!」と投稿した数日後、クラブが獲得の公式発表を出している。これらの事象もあり日本では「ロマーノ砲」とも呼ばれ、すっかり有名になった。 番組では、この「Here we go!」にもフォーカス。SNS仲間と使ったというこのサインを初めて使ったのは2020年で、MFブルーノ・フェルナンデス(当時はスポルティング所属)のマンチェスター・U移籍交渉時だったという。当時を次のように振り返る。 「交渉が3、4週間も続いて、これで移籍が確定というタイミングで、『Here we go!』と書いたんだ。そしたら『他の移籍情報でもやってくれ』ってコメントが多く届いた。以降は交渉がほぼ決まったと確信した時に『Here we go!』と書くようにしている」 サッカーファンが気になるのは、その「Here we go!」は移籍交渉がどこまで進んだ段階で出されているのか。ロマーノ記者は「Here we go!を使うのは、交渉が口頭でまとまった段階。移籍の確率が90~95%になった時だ」と告白している。 ロマーノ記者は世界中に複数の情報源(クラブ関係者、代理人、選手の家族や友人、ジャーナリストなど)を持っており、彼らとコンタクトを取りながら情報を精査。こうして世に放たれる「Here we go!」の投稿は、世界中で大バズりすることが常だ。 とはいえ、移籍交渉はいわば一寸先が闇の世界。口頭合意しても、契約書にサインする直前で事態が急変するケースは古今東西で常にある。それゆえロマーノ記者も、「いつも言っていることだが、契約書にサインするのは、僕らジャーナリストじゃない。全てが整ったように見えても、サインの1時間前に『やっぱり気が変わった』となることが過去に何度もあった。正式な発表はクラブがするもので、ファブリツィオ・ロマーノではないからね」と強調した。 なお、ロマーノ記者は独占インタビューでこうした仕事の舞台裏に加え、移籍情報収集のやり方、思い出のスクープ、そして久保建英や三笘薫の去就予測なども存分に語っている。 (ABEMAスポーツタイム)
ABEMA TIMES編集部