『TAKE YOUR SHOT』。王座奪還を目指すクボタスピアーズ船橋・東京ベイが方針会見を開催
東芝でプレー経験のある、ディフェンス担当のマクラウド コーチは「日本が好きだし、友人もいたので他にもオプションがあったが、日本でコーチングがしたいと思っていて、戻って来られてうれしい」。
「東芝の関係者やチームメイトは良い友人ですが、クボタをサポートしていきたい。リッチー・モウンガや、リーチ マイケルの弱点をそんなに多くはないが、いくつか知っています。ここでは共有できませんが(苦笑)」と話した。
今季の新ジャージーも合わせて発表された。「原点回帰」がデザインのテーマで、歴史を彷彿させるデザインが採用されたという。また、ホスト、ビジター用の両方のジャージーのエンブレム上には、優勝回数を表す星、襟の裏側には「オレンジアーミーとともに戦う」という意味合いから「Orange Army」の文字が刻まれた。
新ジャージーのモデルとして、日本代表でも活躍しているWTB(ウイング)根塚洸雅と、PR(プロップ)為房慶次朗(明治大学出身)の2選手が登壇した。
現在はケガのリハビリ中だという根塚は「今季、日本代表で成長したのはワークレイト。小柄なWTBなので、次の仕事を見つけて、また次を、というのは、どんなラグビーでも大事になってくる。ワークレイトを研ぎ澄まして、開幕戦に調整していければいい」と先を見据えた。
昨季はアーリエントリーで5試合に出場し、日本代表でも活躍中のPR為房は「日本代表で、大きな外国人選手に対してのタックル、ボールキャリー、スクラムといったところの強さを合宿で学ばせていただいた。ルーキーなので、フレッシュさを出しさないといけないし、どんどん声を出していきたい。そして全試合に出て新人賞を取りたい」と話した。
昨シーズンは6位と悔しいシーズンとなったスピアーズ。今シーズン、再び王座に返り咲くためにプレーシーズンでしっかり準備し、開幕戦からアタッキングマインドを持って全力で戦い頂点を目指す。
文/写真:斉藤健仁
斉藤 健仁