花火大会が急な雨で「中止」に! チケットは払い戻される? 花火大会の「開催可否」の天候基準も解説
運営者側の損害補償は?
花火の打上業者やイベント主催者のような運営者サイドは、花火大会を中止すると多額の損失が発生します。こうした損害に備えるには、主催者向けのイベント中止保険(興行中止保険)への加入が必要です。 イベント中止保険では、花火大会が悪天候や偶然の事故により中止となった際に、費用を補償してくれる保険です。補償対象となるものは保険契約によって異なりますが、花火大会であれば、会場設営費や警備費、印刷費、広告宣伝費、チケット払い戻し料金などが補償されることが多いです。 花火大会は、地域の人や帰省中の人をはじめ、遠方から訪れる人もあり、多くの人が参加するイベントです。その分、中止となると多額の損害が発生します。主催者のイベント中止保険への加入は、大きな花火大会ほど必須といえるでしょう。
夏のイベントは「もしも」に備えることが大事
夏は天気の急変が起こりやすく、いつ強い雨が降るかわかりません。また、これから台風シーズンにも入るため「イベントが中止になる可能性がある」ことを念頭に置いておいた方がいいでしょう。 花火大会などのイベントに参加する際は、当日の天候に加えて「払い戻しはあるのか」「中止の判断はいつか」などをよく確認しておくとよいでしょう。 出典 東京都環境局 東京都における煙火の消費に関する基準の解説 一般財団法人足立区観光交流協会 【第46回 足立の花火】中止に伴う有料観覧席の払戻しについて 一般社団法人横須賀市観光協会 よこすか開国花火大会2023特設サイト 横須賀市 よこすか開国花火大会の有料観覧席チケットの払戻しについて 執筆者:石上ユウキ FP2級、AFP
ファイナンシャルフィールド編集部