毎日アイスコーヒーを1リットル飲む父。「熱中症予防にもよい」と言っていますが、むしろ脱水になるのでは…?
水とコーヒー1リットルあたりの費用の違い
コーヒーを愛飲される方は、毎日の費用がどの程度になるのかについても気にされることでしょう。ここでは、水とコーヒーそれぞれにかかる費用について解説します。
※筆者作成 アイスコーヒーは、インスタントのものを使用することで、費用を安く抑えられる場合もあります。ただし、ミルクや砂糖を使用する際は、その分の費用がかかります。 水道水の場合は、1リットルの水でも1円以下になるケースが多いですが、ミネラルウオーターと比較した場合にはコーヒーのほうが安く抑えられる場合もあるようです。
熱中症予防には何を飲むべきか
環境省の「熱中症環境保健マニュアル2022」によると、一般的に飲料として摂取するべき水分量は1日当たり1.2リットルが目安です。ただし、発汗量に合った量の水分を摂取する必要があるため、のどが渇いたと感じる前に、こまめに水分補給することが重要です。 なお、熱中症を予防するためには「ナトリウム(塩分)+カリウム」の含まれる飲み物がよいとされています。とくにおすすめなのは、ナトリウムとカリウムがバランスよく含まれるスポーツドリンクです。 ただし、スポーツドリンクは糖分が多く含まれており、飲みすぎると糖分の過剰摂取になってしまうおそれがあるため、注意が必要です。 水やノンカフェインの麦茶などで水分補給する場合は、大量摂取すると体液内の塩分濃度が薄まる可能性があるため、梅干しや塩タブレットなどを適量摂取するとよいでしょう。
コーヒーは適量をたしなむ程度に。熱中症予防にはほかの飲み物がおすすめ
コーヒーでも、水と同程度の水分補給の効果があるとされています。ただし、カフェインが含まれており、大量摂取は体に悪影響を及ぼす可能性があります。また、砂糖を入れて飲む場合は、糖分過多となり、こちらも体にはよくありません。水分補給としてでなく、適量をたしなむ程度に飲むようにしましょう。 熱中症予防に摂取するのであれば、スポーツドリンクがおすすめです。水や麦茶などを飲む場合は、一緒に適量の塩分を摂取するとよいでしょう。 出典 農林水産省 カフェインの過剰摂取について 厚生労働省 食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A ~カフェインの過剰摂取に注意しましょう~ 消費者庁 食品に含まれるカフェインの過剰摂取について 環境省 熱中症環境保健マニュアル2022 III 熱中症を防ぐためには (2)こまめに水分を補給しましょう(33ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部