既婚者マッチングサイト経営者が語る… 「40代はなぜ不倫にハマるのか」|STORY
「実は彼がいるんだよね…相手も既婚者なんだけどさ」女友達から打ち明けられ、ドキリとした経験、ありませんか? 彼女たちは相手とどこで知り合い、どのように逢瀬を重ねているのか。その裏側を知り尽くす、とある既婚者マッチングサイトの経営者にお話を伺いました。既婚者同士の恋愛、その実態とは? そしてなぜ今、40代が不倫にハマってしまうのでしょうか?
■既婚者マッチングサイト運営:Kさん 40代男性。登録者数50万人をこえる日本最大の既婚者マッチングサイトを運営する。ユーザーに定期的にサイトへの意見や感想をリサーチし、サイト運営に活かしている。
時代が変わり、女性の欲がむき出しになってきたのか
K:「私たちのサイトには延べ40万人ほどの登録者がおり、男女比は6:4。その多くは30代から40代です。男性は有料、女性は無料で登録できます。男性は経済的に余裕のある経営者層も多く、女性は主婦層から働く女性までまちまち。女性の社会進出を背景に、ドラマや映画などで拡散されている影響もあるのか、年々女性ユーザーも増加傾向にあります。意外なことに、男性側は夫婦仲が良いけれどもセカンドパートナーを求め、“人妻を抱きたい”性的関係をメインに置いていますが、女性側は、夫から女性扱いをされないことに不満を持ち、わりときちんと恋愛関係を求めている方が多いこと。いずれも既婚者同士、婚姻関係を保ちつつ、セカンドパートナーを…という要望が多いです。依存されず、ある程度の距離感を保てることがいいんでしょうね。ある方の話ですが、夫とはセックスレスで家族としか思えない関係で、子育てが落ち着いて女性用風俗に行ったら女を取り戻し、もう一度恋愛をしたくなってマッチングアプリに登録した…と。女性用風俗・AVなど、女性の欲が発現するきっかけが増えているのも、女性ニーズの増加要因なんだと思います」
出会いはサイト…でも、その後の会話は意外なところで
K「既婚者同士の出会いは、同じ会社内や仕事関係、趣味の会などありますが、特に身バレが起こりにくいのがマッチングサイト。うちのサイトはアプリではないので、携帯画面に履歴が残らず、会話データも消すことが容易なので安心して利用されているようです。ただ、より密に会話をしたい場合にはSNSに移行しています。LINEは流出問題もありましたし、浮気を一番に疑われるので使われていないですね。カカオトークも今や不倫アプリとも言われていますから。最近はPayPay、テレグラムを活用していると聞きます。PayPayはお金のやり取りだけでなくメッセージも送り合えるんですよね。お金がやり取りできる分、パパ活にも利用されます。仮想通貨界隈で使用されるテレグラムやシグナルは、会話履歴が残らず安全性が最も高いのではないでしょうか? Discordも使い勝手がいいようですね。オンラインゲームで会話しているのかと思いきや、実は不倫相手との会話だったり…なんてこともあるかもしれません」