ゆうちょ銀行の不正出金問題 池田社長が会見(全文6完)システムの堅牢さなどを総点検
ゆうちょ銀行の池田憲人(のりと)社長は24日午後、不正出金問題を受けて記者会見を行った。 【動画】ゆうちょ銀行の不正出金問題 池田社長が会見(2020年9月24日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「ゆうちょ銀行の不正出金問題 池田社長が会見(2020年9月24日)」の会見開始時間に対応しております。 ◇ ◇
池田社長はどう考えているのか
日経ビジネス:池田社長もお願いします。 池田:お客さまからの申告っていうことが1つあって、その話っていうのは先ほどの数字なんですけれども、今のは、私どもの今、副社長の田中が申し上げたとおり、私のデータで近似値、判別関数的に非常に、場合によってはそういう可能性もあるというものをピックアップしたということであります。従って2ラインという形で前にも申し上げたとおり、お客さまの申し入れと、それからわれわれからの【申し入れ 01:39:46】と、両方やってみようというような考えから600という数字を申し上げたところです。 司会:それでは質問のある方は挙手をお願いします。それでは一番廊下側の前から5番目の方、お願いします。
被害が出てないものも含め総点検するのか
共同通信:共同通信の【タキモ 01:40:13】と申します。ちょっと最初に幾つかあるんですが、最初、細かいところで、タスクフォースによる総点検の点検対象なんですが、これは不正利用が確認されていない全ての12事業者と、【事業を 01:40:29】提供されている会社ということでよろしいんでしょうか。全て、被害が出てないものも全て総点検するという理解でよろしいんでしょうか。 田中:私どもは被害が出てるとか出てないとか、この総点検のほうはそういうくくりではなくて、むしろ私どもが提供している広い意味での決済サービス、ゆうちょPayもそうでございますし、即振サービス、あるいはmijica等々、あるいは私どものクレジットカードなんかも決済サービスで使っていただいておりますし、そういったもの全般を含めてこの際、システム上の堅牢さはどうなのか、あるいは、それから個々の利用をいただくときのいろんなモニタリングが十分ワークしているのかといったようなことをこの場でやりたいなというふうに思っているところであります。 共同通信:何か規模感みたいのって、それってどういうものですか。全てのキャッシュレス決済サービスっていう言い方というか、なんて言うんでしょう。 田中:ちょっとすいません、そういう観点で、まだちょっと、私ども、別の議論をするときには例えばキャッシュレスの指標だとかをいろいろ作って、例えばダイレクトバンキングの利用者数だとかそういうものを作っておりますけど、それとこれとは今ちょっと頭が結び付いておりませんので、誠に申し訳ありませんが。 共同通信:分かりました。それと、池田社長にお尋ねなんですが、各金融機関で安全対策をいろいろ取り組まれていると思うんですけど、ほかの金融機関と比べて、やはりゆうちょ銀行さんからの不正の被害とか、その種類も多いと思うんですが、何が違ってゆうちょ銀さんの被害が目立っていると考えられますか。 池田:全般にわれわれも他の金融機関と常時比較をしております。従いまして、ここが安全性があるのとないのって、それぞれの銀行によって違うところあります。でも相対的には安全性は取れているんだろうという判断をしてきたわけでございます。それで、そのことについてほかの銀行さんのどうこうというのは、私もいろんな銀行の頭取、トップをやりましたんで差し控えさせていただきますが、どこの銀行さんもやはり安全性には非常に注意と留意をしているというのは承知しております。