中東の航空会社がこぞって「欧州サッカーチーム」のスポンサーになっている根本理由
サッカーで広がる広告戦略
中東のエミレーツ航空、カタール航空、エティハド航空などの航空会社によるスポンサーシップは、資金力の豊富さやキャンペーンの実施面で、今や欧州の有名クラブにとって欠かせない存在となっている。 アエロフロートのようにカントリーリスクの懸念もあるが、移籍金の高騰や補強費用の増加といった要因を考えると、航空会社とのスポンサーシップはますます重要なものになるだろう。 特に、ルワンダやドバイの観光キャンペーンが欧州の有名サッカークラブのスポンサーになっている事例は、観光立国を目指す日本にとっても注目すべきポイントだ。欧州のクラブのVIP席に座るファンは、富裕層や有名人が多いため、広告としての効果が期待できる可能性もある。 また、サッカーファンなら、応援しているクラブのスポンサーに注目するのも面白いかもしれない。補強の動向やリーグ観戦、オフシーズンの補強活動に関心を持つことで、さらに楽しめる要素が増えるだろう。興味があれば、一度調べてみるといいだろう。 ●参考文献 “Top 10 Biggest Shirt Sponsorship Deals 2024-2025” FINANCE FOOTBALL, August 26,2024(2024年11月3日参照) “Ten of the biggest airline sponsorships in football” Airport Technologies、November 29, 2023(2024年11月3日参照) “Real Madrid nets Visit Dubai tourism sponsorship agreement” Sportcal, October 5, 2023(2024年11月3日参照)
前林広樹(航空ライター)