年末年始こそ気をつけたい“損する節約” ネット通販の「ポイントアップ」「送料無料」は“得したつもり”がムダ遣いに
「1つだけの口座」でやりくりはできない
埼玉県在住、手取り月収29万5000円のEさんは、収入が少ないわけではないものの、毎月1円も貯蓄できていない。家計再生コンサルタントの横山光昭さんが言う。 「給与振込口座に入ってくるお金をそのまま使い、 余った分を貯金として取っておく『残し貯め』では、貯まるはずがありません。 基本は毎月、一定の割合を“天引き”する『先取り』を。そのためには 口座は1つだけでなく、給与振込のある使う口座、半年~1年分の生活防衛費を置いておく貯める口座と分けるべきです」(横山さん) お金を増やそうと新NISAを始めるなら、 使えるお金をすべて投資するのはNG。生活防衛費には手をつけず、あくまでもメイン口座から投資しよう。 「節約も投資も、 目的なくやるのは失敗のもと。“投資のために毎月1万円を節約する”“50万円貯めて旅行に行く”など、目標を決めないとただの我慢大会に。いずれリバウンドするでしょう」(二宮さん) 家計管理のための家計簿も、目的をしっかり持って。 「1円単位までしっかりつける必要はなく、お金の流れを把握し、ムダな出費を減らすのを目的にしましょう」(丸山さん) 1年でもっともお金が出ていき、家計が乱れやすい年末。この波を乗り越えるために、いまから資金計画を立てておこう。 ※女性セブン2024年11月28日号