大阪府も休業要請 吉村知事が会見(全文3)万博やIRへの影響は出ている
和歌山の仁坂知事から連絡
それから特に大阪においては、和歌山やいろんなところからお仕事で来らっしゃる方もいらっしゃいます。今日、和歌山の仁坂知事から連絡がありました。どういう連絡かというと、和歌山県においてはやはり大阪に勤務してる方がたくさんいると。そしてテレワークの推奨をする中で、テレワークのお願いを会社にやったときにどうしてもこれは難しいというようなことがあったら和歌山県に相談してくださいということでした。そのときに、和歌山県に相談があったときに、和歌山から直接、その事業者に言うんじゃなくて、いったん大阪と和歌山で連携を取って、和歌山から窓口をつくって、大阪府庁に窓口をつくりました。そこで和歌山県庁から大阪府に連絡があれば、大阪府からその個別の事業に対してテレワークの、和歌山県から来る、いらっしゃる方のテレワークのぜひ推奨をお願いしますというような、そんな個別の対応も、窓口も実際つくりましたから、仁坂さんともそれをやろうという話はしましたので、そういった個別のお願いはこれからもいろいろやっていきます。 ですのでいろんな話が出たときに個別のお願いはやりますが、やっぱり広い、大きな範囲でいくと、大企業の皆さんについてはできるだけのテレワークをよろしくお願いしたいということです。
万博やIRの準備への影響は?
日刊工業新聞:もう1点。ビッグイベントが、万博やIRなど続くと思うんですけれども、この準備への影響について教えてください。 吉村:まず、IRについては先般、記者会見で申し上げたというかオープンにしたとおり、もともと4月末までに事業者の提案を募集する予定でしたが、ここの事業者との、MGMですけど、とも協議しまして、これを7月末まで延期するというふうにしました。なので今はいったん中断してるという状況です。これはMGMの本社がネバダ州、ラスベガスにありますけども、ネバダ州自身も今、都市封鎖をしている状況ですから、そういった意味でIRについてはいったん中断してるというような状況だと。それ以外に府庁内でできることはしてますけども、いわゆる事業の公募手続きについてはいったん延期しているという状況です。そういう意味で影響は確実に生じてるということです。 それから万博につきましては、今のところ基本計画を秋に作っていくということの方向性については特に変更はないとは聞いてますが、ただ、いずれにしてもこの状況ですから、われわれも、人も、職員も万博というよりは、もちろんやるべきことは当然やっていきますけども、基本的にはコロナ対策に力を入れていきます。そういった意味で影響は当然、出てるということだと思います。 司会:ほかにご質問は。