「令和のブラックマンデー」でヒヤッとした”シニア世代”は要注意、60歳以上が「やってはいけない資産運用」の”ヤバい落とし穴”を大公開…!
新NISAや投資の情報は、実は若者向けだった!? シニアが“やってはいけない”投資の落とし穴
「最近は、YouTubeの動画やSNSに投資の情報が氾濫しています。その多くは若者向けで、シニア世代にはマッチしないものが多いのです。新NISAで人気のオルカンやS&P500も、リスクが低い商品だと思い込んでいる人もいますが、これらは株式に投資する投資信託ですから、決して低リスクな商品ではありません。オルカンなどは、全世界の株に分散投資できると思って購入する人も多いようですが、中身はアメリカの株式が約6割を占めていますから、円・ドルの為替相場の影響を受けやすくなります」 西崎氏は、シニア世代がやるべき投資は、若者がやっているインデックス型の株式投資信託のコツコツ積立ではないと断言する。 「インデックス型の株式投信を長期にわたって積み立てる方法は、資産形成のために若者が行う投資法です。60歳前後でも、老後資金の準備が不十分で、これからお金を増やしたいという人もいるでしょう。しかし、若者のように20年、30年といった長期積立をする時間は残っていません。現役を終えつつあるシニア世代は、若者と同じ投資方法でお金を増やそうと思ってはいけません。若者の資産形成とシニア世代の資産運用・管理はまったく別物です」 20代、30代ならば、無理のない金額を毎月投資信託に積み立て、複利運用で増やしていくという投資プランがほとんどの人に当てはまる。若い世代は、お金が必要になるタイミングも、結婚や住宅購入の頭金、子供の進学費用などとだいたい決まっている。 しかしシニア世代は、投資する目的、投資に充てられる余裕資金の額、運用できる期間、増やしたお金の使い道などが人によってかなり違っているのだそう。 今回の株価大暴落で資産が目減りし、「やっぱり投資は向いていないのでは……」と腰が引けてしまった人は、ネット情報などを鵜呑みにし、若者と同じ資産形成のための投資を実践してしまい、年齢に合った投資プランや投資商品を選択できていない可能性が高いかもしれない。 「シニアが資産運用につまずく原因のひとつは、やってはいけない投資を無意識にやってしまっていることです。若者と同じ株式投信の積立だけをコツコツやるという方法以外にも、“ファンドラップ”といった手数料の高い金融サービスや、“仕組債”など複雑すぎてよく理解できない商品を金融機関の窓口で勧められるままに購入して損をしてしまうケースもあります。 ネットで流れてくる情報や、なじみの銀行で勧められる商品がすべてよいものとは限りません。投資は自己責任が原則です。うまい話に流されないよう、シニア世代も投資に関する最低限の知識を身に着け金融リテラシーを強化することをおすすめします」
【関連記事】
- 知らないと「大損」する…! 「NISA」「預貯金」の“正しい取り崩し方
- 年金で「40万円以上」も得する「ヤバすぎるテク」があった…! 年金「繰り下げ」との“ダブル”で、65歳、70歳から「めちゃ得する方法」をすべて教える
- 役所はなぜか教えない…「年金」を「60歳・65歳・70歳・75歳」から“めちゃお得”にもらえる「凄いテク」があった!
- 「新NISA」で「60歳」から「資産を2倍にするテク」があった…! その「知られざる最強戦略」を全公開
- 60歳から「新NISA」を使い倒す“凄テク”を全公開…! 「1800万円が2倍、3倍に」「100歳まで資産が持つ人」になるために「やるべきこと」「やってはいけないこと」