頂点を見据え、研ぎ澄ます武知海青の美学「頑張る以外の選択肢はない」
極限まで磨かれた肉体には、人を惹きつけてやまない美しさが宿る。これまでの研鑽を凝縮させたボディ・ビジュアルブック『BULLET』(幻冬舎)を9月19日に刊行した、THE RAMPAGEのパフォーマー・武知海青。彼の鍛え抜かれた姿を見ていると、美しさには限界がないと思い知らされる。プロレスラーとしての新たな地平も開拓する武知は、いまこの瞬間、どんな景色を見ているのだろうか。 【全ての写真】THE RAMPAGEのパフォーマー・武知海青の撮り下ろしカットほか(全13枚)
ありのままの自分を見せたい
まさに筋骨隆々な肉体を持つ武知だが、服を身につけるとたちまち着痩せして見える。「結構、着痩せするタイプなんです」と和やかに笑う彼のトレーニング方法は、すべて自己流なのだとか。 「トレーニングや食事方法は、いまはすべて独学です。最初はプロの方に教えてもらっていたんですが、自分の身体に合うやり方を見つけてからは、自己管理しています。今回のようなボディ・ビジュアルブックをつくらせてもらうのは初めてなので、自分にとってのいちばん良い身体を最大限、詰め込みたいという思いが強くありました。大袈裟な言い方になっちゃいますけど、これまで肉体を武器に芸能界を戦い抜いてきたので、あらためて自分の魅力を知ってもらえたら嬉しいです」 テーマは「美」。武知自身が表現したい自分と、ファンに求められる“武知海青”の姿。そのちょうど真ん中を“狙い撃ち”した姿が、所狭しと並んだのが『BULLET』だ。 「僕が思い描く美しさや、見せたい本当の自分。たくさんある自分像をあえて一言で表すなら『ありのまま』でしょうか。やっぱり、自然体の僕を見てほしい。ただ、表現者として舞台に立っている以上、ありのまま過ぎてもいけないのかな、とも感じるんです。『BULLET』内のインタビューでは、赤裸々にありのままの僕を語っていますけど、ファンの方が求めてくれる、アーティストとしての自分も表現したい。その両方を、絶妙なバランスで楽しめる一冊になったと思います」