テレ朝「視聴率W3冠」濃厚 惨敗の日テレ“最大のヤラカシ”は水曜ドラマの廃枠 “出戻り”話も急浮上
『日経トレンディ』が選ぶ「2024年ヒット商品&2025年ヒット予測」の先行発表会が行なわれ、「今年の顔」としてSnow Manの目黒蓮(27)とあの(年齢非公表)が選出されたほか、「新語・流行語大賞」ノミネート30語が発表されるなど、2024年を総括するイベントが増えつつある。 ■【画像】日テレ水曜ドラマで活躍の高畑充希、電撃婚・岡田将生とのラブラブすぎ“見つめ合い”2ショット■ 広告代理店関係者が話す。 「テレビ界では『年間平均視聴率』に注目が集まっていて、今年はテレビ朝日が世帯視聴率でも個人視聴率でも3冠を獲得するのではないか、という話が言われてきていますね」 今年1月2日に発表された「2023年年間平均視聴率」(2023年1月2日~12月31日)では、テレビ朝日が世帯視聴率で全日帯(6~24時)、ゴールデン帯(19~22時)、プライム帯(19~23時)の3冠を、個人全体で全日帯、プライム帯の2冠を達成した。 「個人のゴールデン帯は日本テレビが1位でしたが、それ以外はテレ朝が独占だったんです。ただ、今年はいよいよテレ朝が世帯・個人ともに3冠を達成しそうだ、と言われているんです。日テレと言えば、かつては視聴率3冠王が当たり前でしたが、ここ最近はテレ朝が優勢。こんな状況になってしまったのは“日テレがヤラかしたから”だともっぱらです。 その“ヤラカシ”というのは、長く続いていた『水曜ドラマ』枠を終わらせ、土曜の21時台と22時台を連続したドラマ枠にしたことですね」(前同) 日本テレビは今年の春改編で1991年から連続ドラマを放送してきた水曜22時台の「水曜ドラマ」枠を終了させ、土曜21時台にドラマ枠「土ドラ9」を新設。土曜の夜は21時台と22時台にそれぞれドラマを放送するという編成になった。 「水曜ドラマ」枠では4月17日より、ハライチと佐藤栞里(34)がMCを務めるバラエティ番組『世界頂グルメ』(日本テレビ系)がスタートした。
■「水曜ドラマ」廃止と枠移動は“世紀の愚策”
前出の広告代理店関係者が続ける。 「この改編が、日テレ内で“世紀の愚策”とささやかれるほどの結果を招いてしまっていると。そもそも日テレのドラマを巡っては『セクシー田中さん』の一件などのとても残念な出来事もありましたし、ここ数年は同局のドラマの評価は高くない。芸能プロダクション側も、民放ドラマではまず優先するのはTBSの作品で、その次がフジテレビやテレ朝と言われます。日テレドラマの優先度は低い状況ですね。 新設した土曜21時台のドラマも話題になりませんし、見られていません。さらにその後にももうひとつ別のドラマが控えているわけですが、そもそも前の時間帯、21時台から“視聴者不在”とも言える状態ですからね。22時台のドラマの数字がさらに酷いことになるのは明白です」 土曜22時台では現在、竜星涼(31)と八木莉可子(23)がダブル主演を務めるドラマ『潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官』が放送されているが、11月16日の個人視聴率は1.6%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)、コア視聴率(テレビ各局が重視する13~49歳の個人視聴率)は1.0%だったという。 「個人、コアともに厳しすぎる数字ですよね……。ただ、『潜入兄妹』が面白いかどうかの前に、単純に土曜22時に日テレにチャンネルを合わせようという視聴者が圧倒的に少ないんです。『水曜ドラマ』枠を廃止して『土ドラ9』を新設したことは“大失敗だった”という声が日テレ関係者からも上がっています。 もともと、『水曜ドラマ』枠からは数々の名作ドラマが生まれていたのですが……」(前同)