1000人以上を看取ってきた在宅医が教える、自分らしい<逝き方>を実現するために考えるべき3つのこととは?人生の最終段階では「医療的な正解」がない
◆余命3カ月と言われたら何をしたいか 厚生労働省のホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_02783.html)には、実際に「人生会議」をやってみて印刷までできるページへのリンク(人生会議学習サイト「ゼロからはじめる人生会議『もしものとき』について話し合おう」)があります。 厚労省は11月30日を「人生会議の日」と定めています。その日に毎年「人生会議」をやってみてもいいでしょう。エンディングノートのほうが答えやすいという人は、そちらでも構いません。 人生会議もエンディングノートも難しそうでハードルが高すぎると思う人は、「余命3カ月と言われたら何をしたいか」を考えてやりたいことを20個挙げてみましょう。 余命が3カ月しかないとしたら、自分はどこで過ごしたいか、何をやっておきたいか、どんな医療を受けたいかを考えてみるのです。 ※本稿は、『死に方のダンドリ 将来、すんなり逝くための8つの準備』(ポプラ社)の一部を再編集したものです。
中村明澄
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