ターキッシュ エアラインズのラウンジごはんは、なぜ世界で一番美味しいのか? 7つの理由を紹介。
2.80品以上におよぶ圧倒的なメニュー数
まず向かうべきは、野菜と乳製品の前菜「メゼ」が並ぶコーナー。トルコ産オリーブだけで8種以上、トルコ伝統の惣菜は15種以上もある。フムスはもちろん、スーパーフードの穀物ブルグルを使ったサラダ「クスル」やハーブ入りヨーグルト「ハイダリ」、ぶどうの葉っぱで米を巻いた「ヤプラック サルマ」など、手の込んだ国民食が満載だ。惣菜にチーズやシンプルなサラダも足すと前菜が約50種、ホットミールやスイーツも含め全体で約80品がラウンジに揃う。 樽から出すトルコのヨーグルトドリンク「アイラン」やトルコチャイ、ザクロジュース、約12種のワインなどドリンクも充実。なおかつ品数に負けないクオリティで、1泊したいほどであり、近所にほしい。
3.メニューを共同開発しているケータリング会社が優秀
メニューは2007年にターキッシュ エアラインズが50%の出資をかけて設立したターキッシュDO & COが担当。「トルコ最高のおもてなし」をテーマに、伝統的なトルコ料理と現代的なトルコ料理が黄金バランスのレシピで作られている。鮮度保持と地元生産者支援のため、食材の80%がトルコ産で野菜はほぼ該当。実は土壌の豊かさを伝える場でもある。
4.キッチンがラウンジ内にあり、手作りかつフレッシュ
食べて感じるのは、人の手で丁寧に作られた料理であることと、そのフレッシュさ。ここでは非常に珍しく、ラウンジ中央にキッチンがあり、絶えず調理が行われている。最大規模のハブ空港であるため、各料理の回転率も高い。 キッチンでは5時~11時は朝食、11時~深夜2時はランチとディナー、午前2時~午前5時は深夜の軽食を用意。本格的な食事の提供時間が非常に長いのも特徴だ。
5.ライブキッチンで作られる熱々の料理がたまらない
ライブキッチンは主に2つ。ひとつはトルコのピザ「ピデ」が作られる窯付きキッチンだ。生地形成から始まり、3~4種の具材を詰め、カヌーのような形のピザを焼いていく。焼きあがった生地は専用刀でひと口大に切られるのだが、ザクッザクッというその音が香ばしさを予感させる。 切り始めた頃に焼きたてを狙ったトルコ人が行列を作るのもお約束。ツナ、チーズ、野菜を具にしたピザは繊細に崩れる薄いヘリが極めてクリスピー。トルコは小麦の生産も盛んなので、生地自体の味もよい。 別のライブキッチンでは、煮込みがけバターライスや水餃子「マントゥ」が作られている。「マントゥ」は薄皮に羊肉などを包み茹で、トマトソースとヨーグルトソースをかけたトルコのお袋の味。“世界最小の餃子”とも言われ、包みたて茹でたてこそ美味しいのでライブキッチンの意味が絶大だ。つるりとした舌触りとトマトの果実感、ヨーグルトの酸味が相まってスプーンが止まらない。