終活の一つ、“実家じまい”を考える 世田谷区が「『幸せ終活』を学ぶ!住まいと空き家のセミナーvol.3」を開催
今年の春、総務省は、空き家が全国に900万戸で過去最多という統計を発表した。空き家は、所有者にとっても、自治体にとっても悩みの種。しかし、一口に空き家といっても、全国的に9割以上は、ボロボロで住めないという状態ではないというデータもあるという。つまり、空き家の所有者が売る・貸す・使うという意思決定をしさえすれば、有効活用される可能性も高い。それでも全国で空き家が多い背景には、代々受け継がれてきた実家を売るに当たり、どこに相談していいか分からず放置してしまっていることもあるようだ。 東京都世田谷区は、空き家に関する悩みに対応しようと、空き家所有者のための相談カウンター「せたがや空き家活用ナビ」と、三井住友信託銀行三軒茶屋支店との共催で、無料セミナー「住まいと空き家のセミナー『幸せ終活』をするための3つのポイント」を、11月24日(日)13時~14時30分に世田谷区の「三茶しゃれなあどホール」で開催する。 定年を迎える世代の人たちが、自身の住まいや両親の住まいについて考えることを後回しにした結果、空き家と化してしまい、金銭的に損をしたり、残された家族に負担がかかったりしないようにしてもらうことが狙い。 「終活」という言葉には「難しい」「もめそう」といったネガティブな印象が持たれがちだが、今回のセミナーでは、“終活のポイントを押さえると、今の生活がより楽しく軽やかになる”という視点からの講演を行う。 セミナーは事前申し込み制。内容は、第1部「実家じまい、しなかった人の末路と誰もが直面する壁」、第2部が「自分らしい身終いで、人生をもっと楽しむ」。講演後には、14時30分~16時まで無料相談(要予約)も受ける。「資産や終活についての相談」が3枠、「住まいと空き家の終活、なんでも相談」が3枠。参加申し込みは「住まいと空き家のセミナー」ホームページまたは電話:0120-057-564から。