ベティス、5月に負傷したMFイスコの再手術を発表…腓骨の回復に進展が見られず
ラ・リーガのベティスは4日、同クラブに所属する元スペイン代表MFイスコが再手術を受けることを発表した。 現在32歳のイスコはバレンシアの下部組織出身で、2010年11月にトップチームデビューを果たした。マラガでのプレーを経て、2013年6月にレアル・マドリードへと完全移籍。在籍した9年間で公式戦353試合出場53ゴール52アシストをマークし、3度のラ・リーガ制覇や5度のチャンピオンズリーグ優勝などに貢献した。しかし、2022年8月に加入したセビージャでは、獲得を後押ししたフレン・ロペテギ監督が解任されて以降、クラブとの対立が表面化。12月に契約解除が発表され、半年後にベティスへと加わった。 ベティスでは完全復活を遂げ、1年目から公式戦36試合出場9ゴール7アシストを記録したイスコ。類まれなテクニックや創造性溢れるアイデアなどを遺憾なく披露し、4月にはラ・リーガの月間最優秀選手にも選出された。だが、EURO2024に臨むスペイン代表への“復帰論”が過熱するなか、5月に行われたラス・パルマス戦で負傷交代。検査により左腓骨骨幹骨折と診断され、手術を行ったことで代表復帰には至らなかった。 2年目となる今季のさらなる活躍が期待されていたイスコだったが、ベティスは4日に同選手のメディカルレポートを公表。手術を受けた腓骨が予定通りに回復しておらず、数週間進展が見られなかったことから再手術を受けることが決まったと発表した。なお、全治に関しての記載はなし。「今後は手術後の経過を見守ることになる」と説明している。
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