井岡一翔「７月に敗戦した相手と24年に決着をつけられる」大みそかにマルティネスにリベンジへ
ボクシング元世界4階級制覇王者でWBA世界スーパーフライ級6位の井岡一翔（35＝志成）が7年連続13度目の大みそか決戦でリベンジを狙う。12月31日、東京・大田区総合体育館で同級王者フェルナンド・マルティネス（33＝アルゼンチン）に挑戦すると18日、発表された。同日、都内で会見に臨んだ井岡は7月にWBA王者として判定負けした当時のIBF王者マルティネスとの再戦に向け「7月に敗戦した相手と24年に決着をつけられる。いつも戦っている大みそかにできるのは特別な思い。節目の日かな」と強い意気込みを示した。 井岡はフアン・カルロス・レベコ（アルゼンチン）、ドニー・ニエテス（フィリピン）、ジョシュア・フランコ（米国）と過去3度の再戦は全勝している。今回は「感覚的に」と通常の米ラスベガス合宿を変更し、国内調整を選択した。師事するキューバ人トレーナーのイスマエル・サラス氏を12月から招聘（しょうへい）し、最終調整する。井岡は「人生には何度でも立ち上がれる。応援してもらっている方々、大切な人たちにもう1度はい上がる姿、立ち上がる強さをみせたい。必ず彼にリベンジするという強い思いがある」と雪辱を果たす意気込みだ。【藤中栄二】
