障害の名手・高田が6年ぶりの平地勝利!兄・建吾助手とタッグでV「一緒に口取り写真を撮ったのは初めて」
5日の京都3Rで単勝3番人気のツリーフロッグに騎乗した高田潤騎手(43)=栗東・フリー=が、直線外から差し切ってV。2018年4月15日の福島9R医王寺特別をオトコギマサムネで制して以来となる、平地での勝利を飾った。 レース後、時間の許す限りファンへサイン。おどけるシーンもあり、最後までファンサービスを欠かさなかった。高田は「一戦ごとに力をつけてくれています。まだ全体的に非力なところがあって、先々もう少し良くなりそうな印象です。それでも、毎回力をつけてくれています。この馬なりに成長を感じましたし、きょうは終始手応えが良かったです」と笑顔で振り返った。 パートナーを担当するのは兄・建吾助手。「角居厩舎時代に兄弟で勝ったこと(エアペイシェンスで2勝)はありますが、他の競馬場に臨場していたりして、一緒に口取り写真を撮ったのは初めてです」と、特別な瞬間をかみしめた。 「寺田オーナーから直々に『潤で行くから』と言われていた馬です。寺田オーナーのために結果をと思っていました。辻野厩舎にオーナーの馬はこれが1頭目。お父さんはキズナですし、調教師とオーナーの絆を強めていければと思います。いろいろな縁を大切にして、これからも乗っていきます」と、気を引き締めた。