【帝王賞】「あのような競馬をしてほしいとずっと思っていました」ノットゥルノ陣営が描く〝Vイメージ〟
[JpnⅠ帝王賞=2024年6月26日(水曜)4歳上、大井競馬場・ダート2000メートル] 明け5歳を迎えて重賞を2勝。勢いを取り戻したノットゥルノ(牡5・音無)が、再び大井の夜空に戻ってくる。得意の舞台で目指すは一昨年のJDダービー以来となる2つ目のビッグタイトルだ。同馬を担当する平井裕介助手を直撃し、その手応えをズバリ聞いた。 ――前走の名古屋グランプリは8馬身差の圧勝 平井助手 佐賀記念も楽勝でしたし、前々走の川崎記念は6着でしたが、調子は良かったんですよ。武豊騎手とは「このデキで走らないのであれば、左回りが本当に苦手なんだね」と話していたくらいです。 ――右回りに替わったことが大きな勝因 平井助手 成長して走りのバランスは整ってきていますし、坂路では左手前でも楽に走れているのですが、競馬は違うんでしょうね。川崎記念のあとは左トモの疲れ方がひどかった。右回りの前走はそのような面がなかったですよ。得意の右手前でコーナーを回ってくるレースがいいんでしょう。 ――前走はハナを切る形のレースになった 平井助手 あのような競馬をしてほしい、とずっと思っていました。スタミナは豊富な馬。どこかで先頭に立てば簡単には止まらないでしょうし、それは今回も一緒です。 ――前走後の調整に関しては 平井助手 ジョッキー騎乗の1週前でほぼできていましたから、今週は坂路で感触を確かめる程度。締まるところは締まっていますが、筋肉量がすごい。それでいて手先が軽いんですよ。完成に近づいていますね。「勝ち負け」ではなく、「勝ち」を意識してレースに臨みたいと思っています。
東スポ競馬編集部