クレジットカード&タッチ決済の話題振り返り! 2024年11月のトピックス
2024年11月に話題になったクレジット/プリペイドカード関連のトピックスを紹介する。 ●クレジットカードのデザインリニューアル続々 JR東日本グループのビューカードは、11月に「JRE POINT」がたまるクレジットカード「ビューカード」をリニューアルした。新たに「ベーシック・シリーズ」と名付けた一般カードは券面デザインを一新。カード番号、氏名、有効期限、「タッチ決済」のロゴなどの各種情報はすべてカードの裏面に記載し、一部のクレジットカードと同様、署名欄を廃止した。また、これまでJCBしか選べなかった「ビューカード ゴールド」にはVISAを追加し、二つの国際ブランドから選択できるようにした。 NTTドコモは、2024年3月から提供している「d払いスタンプ」の対象決済を11月1日から拡大し、クレジットカードの「dカード」や「d払い(ネット決済)」などを追加した。 その一方、12月1日から、ドコモのスマートフォン(スマホ)向け料金プラン「eximo ポイ活」の特典を12月1日から拡大し、これまで加入が必須条件だったdカードを保有していない場合でも加入を可能にした。オンライン専用料金プランである「ahamo」向け「ahamo ポイ活オプション」の特典も拡大し、これまでは「eximo ポイ活」だけの特典だった「マネックス証券での(クレカ)積立に対する特典」を追加したほか、「対象決済に対する特典」の対象決済にdカードを加えた。 またドコモは、11月25日9時から初のプラチナカード「dカード PLATINUM」の申し込み受付を開始した。dカードのラインアップのなかで「マネックス証券での(クレカ)積立に対する特典」のポイント還元率は最も高く、楽天証券やSBI証券が先行した「クレカ積立」の利用の有無と年間積立額で選ぶと良いだろう。 このほか、今秋開始と発表していた、カインズとクレディセゾン、くみまちフィンテックの3社が連携して開発した、利用額に応じてカインズポイントがたまるクレジットカード「CAINZセゾンカード」は、11月20日に申し込み受付を開始した。みずほ銀行と楽天カードもまた、両社の業務提携契約に基づき、利用額に応じて楽天ポイントがたまる提携クレジットカード「みずほ楽天カード」の提供を12月3日から開始した。 タッチ決済関連では、横浜市交通局は、市営地下鉄の全40駅においてタッチ決済対応カード(クレジット/デビット/プリペイドカード)や、同カードが設定されたスマホなどによる乗車サービスに関する実証実験を12月4日から開始した。 西武鉄道も「タッチ決済」に対応したカードや同カードが設定されたスマホなどを活用した乗車サービスの実証実験を12月16日初電車から開始する。対象駅は池袋駅・練馬駅・所沢駅・西武秩父駅・本川越駅・国分寺駅など21駅。 すでに同様の乗車サービスの実証実験を開始した東急電鉄、新たに開始する横浜市交通局、西武鉄道ともに、対応範囲は自社線内のみとなっており(東急線とみなとみらい線は相互利用可)、直通電車で複数の路線を乗り通す場合は利用できないので注意しよう。