【寬仁親王牌】古性優作が大会連覇
弥彦競輪の大阪・関西万博協賛『第33回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント』（GI）は最終日の20日、12Rで決勝が行われ、古性優作（33）＝大阪・100期＝が近畿3番手から郡司浩平のまくりに切り替えて大会連覇を飾り、優勝賞金4090万円（副賞含む）を手にした。GⅠ優勝は8月のオールスターに続き通算8度目。2着に小原太樹、3着には河端朋之が入り、3連単は12万円超の高配当となった。 ◇ レースは寺崎－脇本－古性が前受け。中団の郡司－小原に佐々木、後方に構えた新山－渡部に河端が続いて周回を重ねる。赤板から仕掛けた新山を寺崎が突っ張ると脇本は新山に、古性は渡部に絡まれるが番手、3番手を死守し近畿3車で出切る。最終HSからまくった郡司に古性が切り替え、佐々木のまくりをけん制した郡司の内を突き古性が突き抜ける。古性に続いた小原が2着に入り、佐々木に乗る形から外伸びた河端が3着に入った。 ■古性 優作（こしょう・ゆうさく）1991（平成3）年2月22日生まれ、33歳。大阪府大阪市出身。清風高卒業後、100回生として2011年7月に岸和田でデビュー（①①❶着）。寬仁親王牌は2年連続V。GⅠ優勝は21、24年のオールスター、22、23年の全日本選抜、22、23年の高松宮記念杯を含めて通算8度目。21年にはKEIRINグランプリ（静岡）を制した。通算成績は1084戦342勝、2着216回、3着131回。通算取得賞金は11億3624万3596円（20日現在）。168センチ、77キロ、血液型O。 ◎戦い終えて ◆古性「連覇を決められたのはうれしいけど、判断が難しかった。寺崎君も脇本さんも頑張ってくれたけど、相手もすごくてラインとして機能しなかったので…。複雑な感じはしますね。最後は負けパターンに入ったと思ったけど、勝手に体が動いた。自分でもよく反応したと思う」 ◆小原（2着）「ホームで郡司君に離れた。たまたま古性君に付いていけたが」 ◆河端（3着）「佐々木君を追う展開。古性君と郡司君のあおりがあったので」
