試合前の会見で報道陣の質問に答えるロバーツ監督（撮影・小林信行）

　「ナ・リーグ・リーグ優勝決定シリーズ、ドジャースーメッツ」（20日、ロサンゼルス） 　両チームがラインアップを発表。シリーズ3勝2敗で勝てば4年ぶりワールドシリーズ進出が決まるドジャースは大谷翔平選手が「1番・指名打者」で出場する。右足首捻挫の痛みを押してプレーしていたフレディ・フリーマン内野手と股関節屈筋痛のギャビン・ラックス内野手が18日の第4戦に続いてスタメン外。正三塁のマックス・マンシーが一塁に入り、クリス・テイラーが二塁で起用された。 　ブルペンゲームで臨むドジャースの先発はレギュラーシーズンで抑えを経験した右腕コペック。同じくブルペンゲームだった第2戦は救援投手のブレイジアとナックが二回までに6点を奪われ完敗した経緯から起用法を変更した。試合前の会見でロバーツ監督は「彼は先発の経験があり、初回をゼロに抑えて前に進んでいく上でベストの選択だと思っている」と説明した。 　大谷はポストシーズン10試合で打率・263、3本塁打、9打点、OPS・917。18日の第5戦は4打数2安打1四球を記録したが、先発フラーティが3回8失点の乱調で大敗した。 　崖っぷちから連勝で9年ぶりリーグ優勝を目指すメッツは第2戦で好投した左腕マナイアがマウンドに立つ。6日前の対戦で2三振を含む3打席無安打に封じられている大谷について指揮官は「簡単ではないが、しっかり修正していると思う」とリベンジに期待。「マナイアは翔平に対して外角低めへ本当にいいボールを投げていた。しかし、もし少しでも失投をすれば、ショウは逃さないだろう」と話した。 ▽ドジャースのラインアップ（ポストシーズン10試合の成績） 1番・DH　大谷　　　　　　　打率・263　3本塁打　9打点　0盗塁　OPS・917 2番・右翼　ベッツ　　　　　　打率・300　4本塁打　11打点　OPS1・079 3番・左翼　T・ヘルナンデス　打率・167　2本塁打　7打点　OPS・666 4番・遊撃　エドマン　　　　　打率・333　0本塁打　8打点　OPS・710 5番・一塁　マンシー　　　　　打率・258　3本塁打　5打点　OPS1・033 6番・三塁　K・ヘルナンデス　打率・310　2本塁打　4打点　OPS1・892 7番・中堅　パヘス　　　　　打率・286　2本塁打　4打点　OPS1・047 8番・捕手　スミス　　　　　　打率・143　1本塁打　4打点　OPS・497 9番・二塁　テイラー　　　　　打率・111　0本塁打　0打点　OPS・384 　　　投手　コペック（ブルペンゲーム） ▽メッツのラインアップ（同12試合の打撃成績） 1番・遊撃　リンドーア　　打率・277　2本塁打　8打点　OPS・897 2番・左翼　ニモ　　　　　打率・244　1本塁打　6打点　OPS・669 3番・三塁　ビエントス　　　打率・333　4本塁打　12打点　OPS・966 4番・一塁　アロンソ　　　打率・250　4本塁打　9打点　OPS1・990 5番・DH　ウインカー　　 打率・316　1本塁打　4打点　OPS1・203 6番・右翼　マルテ　　　　打率・310　0本塁打　9打点　OPS・785 7番・中堅　テイラー　　　打率・121　0本塁打　1打点　OPS・438 8番・二塁　マクニール　　先発2試合目 9番・捕手　アルバレス　　打率・225　0本塁打　2打点　OPS・512 　　　投手　マナイア　　　3登板　2勝0敗　防御率2・65