名コーチと“トラブル”北京五輪銀メダリストのトゥルソワが激白…「5回転挑戦、ペア転向説、次の五輪、将来の青写真」…ロシア国営メディア報道
フィギュアスケートの北京五輪女子シングル銀メダリストのアレクサンドラ・トゥルソワ(17、ロシア)が、出身地のロシア・リャザンで開催された公開レッスンに参加し、ファンやメディアとのミーティングで思いのたけを激白した。ロシアの国営メディア「TASS通信」が、そのやりとりを伝えたもの。除外された世界選手権の“裏大会”「チャンネルワンカップ」の欠場理由から、5回転への挑戦、ペア転向説、4年後のミラノ・コルティナ五輪への思い、将来の青写真までを赤裸々に語った。
除外された世界選手権の”裏大会”欠場の理由は?
注目の“4回転女王“が沈黙を破った。 トゥルソワは、フリーで4回転を5本も決めながらも銀メダルに終わった北京五輪では、演技直後にエテリ・トゥトベリーゼコーチの抱擁をはねのけ「こんな競技は嫌い。もう二度と氷の上には戻らない」との問題発言を残すなどの“いざこざ“を起こし、世界選手権の”裏大会”として開催される国内大会「チャンネルワンカップ」への欠場も決めた。 何かと話題を作ってきた、そのトゥルソワが、現地時間13日に故郷でありフィギュアスケートを始めた場所であるリャザンで行われた公開レッスンや、ファンとのサイン会などの交流をかねたミーティングで口を開いた。さすがにファンは、エテリ・トゥトベリーゼコーチとの問題には触れなかったようだが、聞かれた質問にはすべて真摯に答えたのだ。 国営メディア「TASS通信」が、その内容を詳細に伝えており、北京五輪金メダリストのアンナ・シェルバコワ(17)やドーピング違反問題で騒動となったカミラ・ワリエワ(15)らが参加して24日から始まる「チャンネルワンカップ」の欠場を決めた理由をこう説明した。 「オリンピックの後で、まだ競技ができる状態にありません。しばらく(リンクでの本格的な練習から)離れていたので競技を今再開するのは非常に難しいでしょう。少し(復帰は)待ちたいと思います」 ただ決して現役続行への意欲を失ったわけではない。