なぜ黒田監督の発言は響くのか J1町田のキーマンが語る「伝わる言葉の選び方」の真相【インタビュー】
個人としては日本代表、チームとしては国内三大タイトルの獲得が目標
充実したシーズンを過ごす仙頭もプロ8年目、今年12月には30歳を迎える。人々は時に彼を「遅咲きのボランチ」とも表現するが、「日本代表」の目標はまだ諦めてはいない。 「J1で華のある目立ったシーズンがあったというよりは、ありがたいことにチーム内で評価していただいてきました。ただ、フォア・ザ・チームの精神は前提のうえで、より上に行くためには分かりやすい結果も必要になる。日本代表は小さい頃から夢見てきた場所だし、『日本代表としてプレーしたい』という思いは引退まで持ち続ける。個人としての目標は日本代表、プラスでチームとしてタイトルを獲る。Jリーグ、ルヴァンカップ、天皇杯での優勝はなかなか経験できることではないし、達成できていないので、まだまだ志半ば。選手として未完です(笑)」 いずれ訪れるスパイクを脱ぐ時まで、仙頭はどこまでも貪欲に、真摯にサッカーと向き合い続ける。 [プロフィール] 仙頭啓矢(せんとう・けいや)/1994年12月29日生まれ、大阪府出身。京都橘高―東洋大―京都―横浜FM―京都―鳥栖―名古屋―柏―町田。J1通算118試合・5得点。J2通算118試合22得点。前線と最終ラインをつなぐリンクマン。攻撃的なポジションだけでなく、今季は自身初となるシーズンを通してボランチとして過ごしており、中盤ならどこでもこなすユーティリティー性を備える。
FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda