ビル・ゲイツが選ぶ「2024年夏に読むべき本」4冊|今年はドラマもあるぞ!
毎夏恒例、ビル・ゲイツが選ぶおすすめ本のリストが発表されました。 制作チームは今回もクリエイティブで楽しめる動画をつくってくれました。 ビル・ゲイツが選ぶ「2024年夏に読むべき本」4冊|今年はドラマもあるぞ! 舞台はテキサス州ヒューストンにあるピンカートンズ・バーベキュー。本場の典型的なバーベキュー店です(在米歴約25年の筆者が保証します)。 大きなピックアップで乗りつけ、アルミ製トレイに盛り付けられたブリスケットやリブ、ソーセージを、マッシュポテトやコーンブレッド、コールスローなどの定番付け合わせとともに満喫。郷に入っては郷に従えで、 ビルはテキサス州デザインのTシャツを着てみるのですが、すぐにシャツ&セーターのワシントン州仕様に戻るところが笑えます。 さて、今回選ばれた書籍4冊と配信ドラマ1本を、動画内での紹介順に見ていきましょう。
『How to Know a Person』デイヴィッド・ブルックス著
ブルックスの前著『あなたの人生の意味(早川書房)』が良かったと話すビル。彼の最新作はさらにすばらしいと絶賛しています。 (著者が前提としているのは)会話スキルや社交スキルは単なる生まれつきの性質ではなく、学んで向上させられるものであり、「ラウドリスニング(相手の話を積極的かつ注意深く聞くこと)」についての実践的なヒントが提供されています。 これは、周囲の人たちに、「自分の話を聞いてもらえている」「大切にされている」と感じてもらうのに役立つ方法です。 本著はより良い会話のための単なるガイドではありません。つながりのある人間らしい生き方のための設計図です。 (Gates Notesより翻訳引用) 他人との関係──それは世代や国を越えたもの。でも、現在ではさまざまな理由から人間関係が希薄になっているようです。 イギリスでは2018年から2021年まで孤独問題担当国務大臣が設置されていましたし、日米でも人間関係の悩みや孤独感についてのニュースをしばしば目にします。 年齢や性別、経歴にかかわらず、良好な関係を維持したり、人間関係を向上するためのヒントが詰まっていそうな1冊です。