【福原直英の福を呼ぶ馬】「競馬は不思議なもの」を今年も楽しみます
JRA賞が決まりました。年度代表馬がドウデュースに決まったのには大いに納得し、その一方でフォーエバーヤングとレモンポップにも票が投じられていたことに注目しました。王道というべき芝のGⅠを制した馬に加えて、国内外のダートで活躍した2頭も評価されたこの結果に、時代の変化を確実に感じることができます。 地方競馬で大井の3歳ダート3冠を軸に路線の大改革が行われたことが強く印象に残った昨年は、ケンタッキーダービー、そしてブリーダーズカップと米国のビッグレースで日本馬が活躍した年でもありました。前者はJRA勢と地方馬の対決、そして南関東以外からの出走馬にも健闘がみられたことが収穫。後者については、もはや言をまたないでしょう。中央競馬のレースだけをチェックしているだけでは足りない、というのは衆目一致です。 年が変わるとともにJRAのコマーシャルも新しくなり、2025年のレースが次々と行われています。競馬はおもしろい、楽しいというのはみんなが言っていることなので、アマノジャクの私はちょっとひねって「競馬は不思議なもの」、これを楽しむ大きな要素にしたいといつも思っています。 どんなに情報があふれる時代になっても、結果にどこか不思議な部分が含まれるのが競馬。馬を介しているからこそ生まれる不思議さに、競馬を楽しめる理由が隠れていると信じています。だからどんなに馬券が外れても「不思議だなあ」を第一声にすることを年の初めに誓いました…今年も(笑)。(フリーアナウンサー)