今が旬の「ソフトクリーム」に異変…SNSにあふれる“変わった形”新定番は?【THE TIME,】
冬アイスが定番化するなか、“進化系”ソフトクリームの人気が高まっています。 ■変わった形が続々と 【写真を見る】今が旬の「ソフトクリーム」に異変…SNSにあふれる“変わった形”新定番は?【THE TIME,】 実は、ソフトクリームは秋冬が“旬“だって知っていますか? 東京・品川区にある、季節のソフトクリームなどが人気の店で聞いてみると… 『喫茶ベレー』根本しのぶさん: 「乳牛は、夏は暑くて食欲が落ちてしまう。冬は食欲旺盛になる分、脂肪分の高いまろやかでコクのある牛乳が採れるので、冬の方が美味しいコクのあるソフトクリームができる」 そんなソフトクリームに、近年さらなる変化が!街ゆく人に聞いてみると… 「色んな形がある。可愛かったりそういうところに惹かれる」 「やっぱり見た目にインパクトがあると気になる」 などの声。 SNSの投稿を見ても、丸みのあるものから、細い麺のようなものまで、色んな形のソフトクリームがあふれています。 一体どうやって作っているのでしょうか? ■クリームの形を決めるのは「出口」 ソフトクリーム業界で国内シェア50%以上を誇る『日世』を訪ねると、見せてくれたのが、平たい板に★や●などの穴があいた「絞り口」。 「クリームの形は出口の形で変わる」とのことで、広く使われている「★型」をはじめ12種類も作っているといいます。 例えば「モンブラン」と名付けられた絞り口は、小さな丸い穴がいくつもあいていて、そこからクリームを出すとスパゲティの麺が網目状にとぐろを巻くような、カワイイ不思議なソフトクリームに。 「ギザギザ」という名の絞り口は、内側に細かいギザギザのついた長方形の穴から、平べったい板状のソフトクリームが出てきます。 それを折りたたんで重ね上げていく独特のスタイルは、インパクト抜群です。 ■日本初上陸のソフトクリームの形は? ソフトクリーム協議会によると、そもそもソフトクリームが日本に初上陸したのは、1951年の明治神宮。進駐軍主催のカーニバルで、初めてソフトクリームが販売されました。 『日世』の松島寛明さんによると、当時のソフトクリームの型は「楕円形」。 しかもクリームが、今のように上から垂直に出るのではなく、横から水平に出るマシンだったので、ヘラなどですくい取るようにしてカップに乗せていたといいます。