「国スポ」は本当に要らないのか? 財政負担大きいと見直し議論も 過渡期に模索「佐賀・国スポ」まで1か月
この国スポを選手たちはどう見ているのか、チームの現場を取材しています。 ソフトテニス成年男子で出場するNTT西日本が、国スポのユニフォームを着用し、全体練習を行いました。3連覇中のチームにあって、エースの上松選手は、大会に向けての “秘密兵器” に磨きをかけていました。 NTT西日本 ソフトテニス部 上松俊貴 選手 「上からのサービスで速いサーブと、変化量をつけたサーブを使い分けられるようにしていて、これを国スポに向けてどこかいい場面で自分が発揮できればなと思っている技術の1つです」 全国的に珍しく、SNSでもけっこう話題の “魔法のサーブ” 。実は、あるきっかけから生まれたものでした。 NTT西日本 ソフトテニス部 長江光一 選手兼コーチ 「(このサーブは)ぼくがやっていたんです。それを上松選手が “パクって” 、あっちの方が威力がでちゃったので、上松選手の武器になっちゃいました(笑)。ヒントはぼくが年末、埼玉の高校にテニスの講習会に行ったんですけど、そこで1人、ジャンピングサーブをする高校生がいて、『それ、いいな』と思って、おれもやってみるわって」 ここまでの取り組みをするのには理由があります。彼らにとって国スポの存在は極めて大きいからです。 上松俊貴 選手 「国スポ(国体)となると、ほかの競技も同じ国スポのジャージを着てやるっていうのは、本当に広島県、なかなかそうやって全競技が同じウエアーを通してやるっていうのはなかなかないことなので。そういうものを通しても広島県を背負って、いろんな競技が広島県のために戦っている気持ちになります」 NTT西日本 ソフトテニス部 掘晃大 監督 「実業団・日本リーグは、やはり『NTT西日本』という名前で出るんですけど、国スポは『広島県』という看板を背負って県の代表として出るので、やはり特別な思いというか、県のために戦う唯一の大会なので、みんな一丸となって燃えている、燃える大会です」