連敗止めた! ドラ1・常廣羽也斗プロ初勝利 野手陣も打って守ってルーキーを強力援護 週末の広島カープ(9月13日~15日)
その菊池は3回、守備でも常廣を助けます。ノーアウト・ランナー三塁・二塁のピンチでオースティンのライナーをジャンピングキャッチ。 天谷宗一郎 さん 「今、振り返ると、これが抜けていたらわからなかったんじゃないかと。本当にチーム、そして常廣投手を救いました。ビッグプレーです」 7-1で迎えた勝利投手の権利がかかる5回。常廣が正念場を迎えます。満塁のピンチで9月の打率が4割超えの 桑原将志 との勝負。ここはサード・小園。先輩野手の好守に助けられ、ピンチを脱しました。 常廣は毎回、得点圏にランナーを背負いながらも5回1失点の1軍デビューとなりました。 常廣羽也斗 5回 球数92 被安打7 奪三振4 失点1 天谷宗一郎 さん 「すばらしいピッチング。流れが悪い中だったと思うんですけれども、“らしさ” を出してくれました」 その後、6回に菊池のダメ押しとなるスリーランホームランが飛び出し、この日、10点目を上げます。 最後は、マツダスタジアム初登板の 長谷部銀次 がしっかり抑えてゲームセット。(広島 10-2 DeNA) 常廣は、球団の新人では2017年の 矢崎拓也 以来となるプロ初登板・初勝利を挙げ、チームの連敗を6でストップしました。 広島カープ 常廣羽也斗 投手 ― ナイスピッチングでした。 「ありがとうございます。序盤に先輩方が大量点を取ってもらえたので、自分らしく腕を振ることができました。これからもまた勝ちを積み重ねられるようにがんばっていきたいです」 ◇ ◇ ◇ 青山高治 キャスター プロ初登板・初勝利… RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん 終始、落ち着いていたというのが印象的です。本当に6連敗で、初登板がマツダスタジアムですごく緊張感があったと思うんですが、そういったこともなく、すばらしい立ち上がりのまま、ランナーを背負いながらでしたけども粘り強く投げてくれました。 青山高治 キャスター その状況で勝つところにスター性というか、さすがドラフト1位って感じます。
田村友里 キャスター しかもチームのみなさんも今回、「常廣投手のために」みたいな思いをすごく感じたんですけど、やっぱりそういうところってあるんですか? 天谷宗一郎 さん あると思います。ルーキーを守ってあげなきゃいけないっていう思いはあったと思うんですけど、6連敗ってときに常廣投手となると監督もドキドキしていたと思うんです。それも含めて野手陣が救ってくれたと思います。 青山高治 キャスター 野手陣から「とにかく点を取る」「とにかくしっかり守る」っていう思いを感じました。 天谷宗一郎 さん そうですね。ビッグプレーが続きました。
中国放送