尾形貴弘「文句言わせませんよこれは!」どんぶりを求めて自由旅の第1歩目から過酷なミッション<パンサー尾形のどんぶり旅>
パンサー・尾形貴弘がニッポンの名物・どんぶりを紹介する番組「パンサー尾形のどんぶり旅 ~ニッポンのうまい!にサンキュー~」(毎週土曜朝10:30-11:00[BSJapanext]、毎週土曜朝7:00-7:29[BSフジ])。その記念すべき第1回が、7月20日に放送された。神奈川県・三浦半島でどんぶりを探し、「39秒ノーカット食レポ」などさまざまなミッションに挑戦する。 【写真】パンサー尾形、見事ミッションをこなして「サンキュー!」をさく裂 ■第1回放送を飾る、両手にどんぶりを持った尾形の39mダッシュ 番組冒頭、39(サンキュー)mダッシュをしてからオープニングトークをはじめる尾形。両手にどんぶりを持ち、念願のレギュラー番組と語りながら元気よく挨拶する。スタッフからのぱらぱらとまばらな拍手をネタにしつつ、番組のキーワードはどんぶりだと改めて紹介。「おいしいどんぶりを食べながら旅をするみたいな、めちゃくちゃ楽しい番組と聞いてます!」と両手に持つどんぶりを持ち上げてみせた。 意気込みを問われると「美味しいものをいっぱい見せますんで、是非是非楽しんでいただきたいです!付き合ってください!」とあふれる熱意を実直に語る。今回尾形がやってきたのは神奈川県・三浦半島。気の向くまま楽しい旅を堪能してもらう…かというと、そんなことはない。尾形には地域の方々へのサンキューの気持ちを忘れないのはもちろん、「うまい!どんぶり」を堪能するために行く先々で3と9にちなんだミッションに挑むことになる。 尾形が三浦半島を歩いていると、目の前にはかぼちゃ畑が。そこで400年以上続く農家を経営している伊藤さんと出会い、収穫をお手伝いすることに。案内されたのは、「そうめんかぼちゃ」という品種の畑。「(名前は)あんまり美味しそうじゃないですね」とばっさり言う尾形に笑いながら、その美味しさをアピールする伊藤さん。 金糸瓜とも呼ばれるそうめんかぼちゃは、輪切りにしてゆでると麺のようにほどけるという特徴がある。太陽光による過度な温度上昇を防ぐためにテープが1つ1つに貼られているようすを見て、尾形は「俺なんてメイクさんもいないんですよ?日焼け止めも塗ってくれないんだから…」とそうめんかぼちゃに嫉妬。そんな尾形に、伊藤さんは「もしあれだったら家に帰ったらこういう太いテープあるんで…」と小粋な小ボケで返すのだった。 ■絶品料理を前にした尾形に立ち塞がるミッション 畑に入り、収穫するコツを聞く尾形。専用のはさみを使って瓜を根から切り取ると、それを集めていく。畑にはバターナッツかぼちゃと呼ばれる品種をはじめ、さまざまな形のかぼちゃが育てられていた。なかでも珍しいのが、白いかぼちゃ。 このかぼちゃは「日本かぼちゃ」という16世紀から続く由緒正しい品種で、いまはなかなか手に入らない貴重なものなのだそう。尾形も興味津々のようで「食べてみたいわ!このかぼちゃ」とこぼしつつ、収穫したかぼちゃを持って伊藤さんの作業場へ向かう。 作業場には、選別されたたくさんのかぼちゃが並んでいた。たくさんの新鮮なかぼちゃを前に食べたいなぁとこぼす尾形にさっそく“ミッション”が下される。「かぼちゃを2つ選び、合計で3.9kgにしろ」というミッションで、計量のチャンスは3回のみ。 難しいなぁと悩む尾形。最初のチャレンジは、3.2kgで惜しくも失敗。しかし2度目の挑戦で3.93kgを当ててみせる。「サンキュー!!」と見事にミッションをクリアした尾形に、かぼちゃが振る舞われた。ほくほくした西洋かぼちゃと、ねっとりと甘い日本かぼちゃの味わいを堪能した尾形。「どんぶりにならなかったですね」という伊藤さんのフォローに、「かぼちゃ旅にしましょう」とボケて返すのだった。 ■3,900円のどんぶりに「文句言わせませんよこれは!」 次に尾形が向かったのは、日本屈指のまぐろ漁港である三崎漁港。まぐろ料理の専門店などが多く軒を連ねているほか、産直センター「うらりマルシェ」ではまぐろが購入できる。三崎漁港を訪れていた人たちと交流しながら、まぐろを見て「ちょっと食べたくなった」と尾形。まぐろを載せた鉄火丼を求めて練り歩くことに。 そのうちに見つけたのが、3,900(サンキュー)円の大トロ・中トロ丼を販売しているお店。目を輝かせた尾形は「サンキューだこれにしよ!ちょっと高いけどサンキューなんだから文句言わせませんよこれは!」と大喜びで入店する。80年続くまぐろ問屋の直営店「鮮味楽」でどんぶりをいただくことに。 鮮味楽の篠田まさ子さんから“一番美味しい食べ方”を教わった尾形だったが、いざ食べようとする直前にまたしてもミッションが立ちふさがる。「なんで?普通に食べさせてくださいよ」と肩を落とす尾形だったが、ミッションの内容は「39秒ノーカット食レポを成功させろ!」というもの。「えー!(食レポ)苦手なんすよ!」と困り果てる尾形の横で「私はどうすればいいの?」と戸惑う篠田さんに審判役をお願いし、いざミッションスタートだ。 「見てくださいこの輝かしいピンク色!」「生きてるんじゃないですかまだ!」「この…マグロが………いいですね!」と懸命に食レポを走り切った尾形。しかし篠田さんからは「もう1回やったら?」と厳しいジャッジをされてしまう。最後には篠田さんから「やっぱり、サンキューって感じします?」としっかり振っていただくのだった。 ■ミッションを通してサンキューの気持ちを強める尾形 記念すべき初放送回では、尾形がミッションに悪戦苦闘する姿が見られた。惜しくもどんぶりとはならなかったものの、尾形を驚かせた貴重な日本かぼちゃ、運命的ともいえる3,900円のまぐろ丼など、どちらもさまざまな人の思いがこもった食べ物だ。 また旅先で出会う方々との小気味良い掛け合いも魅力の1つ。エネルギーあふれる尾形と比べ、一般の方からのコメントが少し冷静…という対比も笑いを誘う。 次回放送はBSJapanextが7月27日(土)の朝10時30分から、BSフジは同日朝7時から放送。また見逃し配信がBSJapanext公式アプリ「つながるジャパンネット」のほか、「TVer」でもおこなわれている。