「35歳の専業主婦である私が‐23kgの減量に成功」アルコール依存症や母の死を経験した先に彼女が手に入れたもの
私の名前はジェシー・ダンビル、35歳。ジョージア州アトランタ在住の専業主婦。母の健康が悪化していく姿を目の当たりにし、自分の健康を最優先に考え、栄養と運動に本気で向き合うことを決意した。 【写真】専業主婦(35)だった私が9か月で-23kgを達成! 心の健康も手に入れたそのビフォーアフター ここでは、私は約23kgの減量に成功し、健康状態はもちろん、心のあり方そのものがポジティブになれた物語をお届け。 ※本記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスからの翻訳をもとに、ウィメンズヘルス日本版が編集して掲載しています。
大人になってから、私はずっと太っていた。健康や栄養に気を遣う家庭で育ったわけでもなかったので、大学に進学するとすぐに体重が増え始め、それが30代まで続いた。自分の健康や体重を長期的に考えるとはどういうことなのか、理解したこともなかった。常にサバイバルモード生きてきたので、目先の満足感だけが自分を支える手段だった。その結果、体重に関しては暗く険しい道を歩むことになった。 安定して食糧を得られない家庭で幼少期を過ごした私は、「次はいつ温かいご飯が食べられるかわからない」という不安から、目の前にあるものは何でも食べる習慣が身についていた。その切迫感は大人になっても消えず、それが異常だと気づくこともなかった。食生活や運動の選択がもたらす長期的な影響なんて考えたことがなく、体重を管理しようと試みたこともなかった。私の脳は常に「今、必要なものや欲しいものを手に入れる」ということだけに集中していて、それがいつ奪われるかわからないという恐怖心もあった。今までで一番体重が増えたのは、28歳で第一子を出産したときで、220lb(約100kg)に達した。 2019年10月、長年苦しんでいたアルコール依存症からようやく抜け出すことができ、依存症を抱えていた頃にはなかった明晰な思考を取り戻せた。そして、2020年4月に母をコロナで亡くした。母は40代後半から発症した珍しい早発性認知症と闘い続けていた。 母を失ったことは、私の人生でもっともつらいことでもあり、奇跡を感じる出来事でもあった。長い間、私は母が認知症で苦しむ姿を傍で見てきた。その苦しみから母がようやく解放されたとき、私の中で突然ある考えがひらめいた。自分の子どもたちのために、健康的な人生を長く幸せに送れるように、自分の習慣や生き方を変えていこうと心に決めた。子供たちのために、自分ができる限り健康でいられるように、全力を尽くそうと誓った。